現世の館 (うつしよ の やかた)

世の中の「正解や常識」を水平思考で考え直すブログ

ブログの概要説明

このブログでは、世の中にある各テーマごとの隠れた真実を炙り出すため
 ・「水平思考で可能性を列挙」し、
 ・「ロジカルシンキング」
によって深堀りしていきます。

可能性を列挙する際に、背反する事象を同時に取り上げることがあります。
(同時に起こりずらいと考えられる事象「A」「B」を仮に同時に起こると仮定したら、という考え方をするということ)

前書きと本文見出しを先行公開していますが、見出しレベルでも内容が分かるように記述する予定です。内容までしっかり読みたい方は、「完成版」タグがついた記事をお探しください。

メディアのメンタリズムEX①:脱法カウンセラーの台頭

前書き

現世の館へようこそ!

今回は、私たち一般ピーポーが情報発信する際も含め、メディアが情報発信する際の根拠の付け方についてお話していきます。

 

メディアのメンタリズムシリーズ復習

メディアのメンタリズム①:扇動サムネイル(旧記:リードサムネ)

メディアのメンタリズム①でもお話したことですが、根拠の付け方があまりにもガサツだと、

  • さもそれっぽいことを言っているのに、根拠は嘘八百

という現象が起こります。

特に、根拠と一貫性のない、

  • 大衆扇動のためのそれらしい画像

を貼り付ける行為は、誤解を誘発するし本当に迷惑でしかないため、やめた方がいいです。

現に、芸人の松本人志氏も自分の写真の使われ方に関して、メディアに苦言を呈する場面がありました。

(11/3追記:oops...現在この記事は削除されてしまったようです)

https://news.yahoo.co.jp/articles/fcc6c0e9b46dba4c9d67f3dcbbc427fae88f18b3
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcc6c0e9b46dba4c9d67f3dcbbc427fae88f18b3

扇動サムネイルは人の印象すら簡単に左右する扇動材料ですから、取扱には本当に気をつけなければならないのです。(すっとぼけ)

 

メディアのメンタリズム②:モラルジレンマ

また、メディアのメンタリズム②でお話したように、根拠同士が相反していたり、社会的に賛否の分かれる情報を元に報道や動画配信をすれば、情報の精査や整理は受け取り手が行わなければならず受け取り手の間では

  • モラルジレンマ問題

が発生し、どちらが正しいともつかない醜い争いを誘発する結果が待ち受けています。

 

メディアのメンタリズム③:矮小エビデンス

そして、メディアのメンタリズム③でお話したように、申し訳程度に根拠を付け、考察だけ徒然なるままに話しているようでは、論点も考察もあやふやになり、周囲を混乱に貶める論争が巻き起こります。

そして、

  • 考察が自分の参照した根拠にすら相反するという厚顔無恥を晒す

という"お☆Ba☆Ka"をやらかすことになります。

 

今回はこれらのメディアのメンタリズムの他にも、

  • 改めるべきと言われた過去の価値観を準用
  • 根拠に新旧ある中で古い情報を積極採用
  • 使えもしない知識でマウンティング

というかなり悪質な情報発信の仕方をしている人についてお話していきます。

 

🚓💨🚓💨🚓💨目次🚓💨🚓💨🚓💨

🤯🤫🔪🤣👉🎥…📲🤯🔪🤣👉🎥…📲🤯 ❗

 

ただ知っているだけの知識or通用する知識の違い

正当性と汎用性の精査をしっかり

世の中の情報発信者の全てに該当する話なので、もちろん私自身にも当てはまる話です。

これは何かと言うと、

  • 発信しようとしている情報に正当性があり、情報の活用に関する汎用性が伴っているかどうかを、発信者自身がしっかり精査しなければならない

ということです。

ネット上の情報に限らず、書籍、広告、口伝えの噂話に至るまで、私たちの情報発信は時に、

  • 恣意的な嘘
  • 間違った解釈
  • 古い根拠

といった、本末転倒なものが伴っていることが往々にしてあります。

特に気をつけなければならないのは3つ目の

  • 古い根拠

です。

嘘や解釈間違いはセルフチェックで防ぐことも大体は可能ですが、根拠の話となると、

  • 合っているが時代にそぐわない

という可能性について考えなければならないのに、精査を怠りがちです。

 

自称カウンセラーに物申す

己の幅の狭さを知るべし

  • カウンセラー

という肩書きを持ってどこかに勤めようとする場合は、どこの求人に応募するにしても

という専門の国家資格が必要です。

これはカウンセラーに実力があることを、お客さんに保証するため、国家資格保有者を雇用する必要があるためです。

法律違反になる場合というのは、

  • 国家資格を保有せず、国家資格保有者を名乗り、業務を行うこと

なので、資格のないカウンセラーを

などとして雇えば法律違反となります。

逆に無資格者でも単に「カウンセラー」を名乗っているだけなら法律違反にはならないし、自称カウンセラーを単に「カウンセラー」として雇うのも、法律違反にはなりません。

(心象はめちゃんこ悪くなりますが…)

世の中のお金持ち、特に起業家は、お金儲けのために私立病院を設立しようとする場合もあります。

この場合、理事長はこの起業家で、医師として、国家資格保有者を呼ぶことになります。

単なるお金儲けだけを考えるのであれば、無資格のカウンセラーだけで設立した、老人ホームもとい、

  • カウンセリングホーム

でも作ってればいいですが、医療行為はできませんから流行らないでしょう。

3年続いたら奇跡でしょうね(爆)

つまり、無資格のカウンセラーなんぞやっている間は、経営者としても、精神医療の関係者としても未熟、半人前ということです。

適当に情報を振りまくだけの、潰しの効かない存在です。

現代では

があって良かったですねー。

上手く行けばとりあえず当座の資金繰りには困りませんからね。

でも、時代の緩急に従属するしかないのには変わりありませんがね(笑)。

 

DSM-5やICD-11くらいご存知ですよね?

最近では自営業として、SNSYouTubeでカウンセラーとして活動している人も多く見られるようになりました。

しかしその多くが無資格で活動をしている実態があります。

別に法律違反ではないし、

  • 経済活動の自由

がある限りとやかく言うつもりもありませんが、一つだけ言いたいのは

  • 「おまいら、専門医クラスの知識があるからそんなことやってるんだよな?」

ということ。

精神医学の新常識である

の内容すら碌に知らず、自称カウンセラーの頭の中の理屈だけで語られる情報は、専門医の知見とは程遠いただの憶測、そして欺瞞と疑われたとしても何ら言い訳が立たないのです。

Twitterで精神医学の投稿をしている人なんかによく見られるのは、2013年以前の書籍や動画の内容を参照して、あれやこれやと言っているパターンです。

2013年とは米精神医学会で発行している精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM:Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)がIVから5に改定された歴史的な年であり、精神医学の常識が大きく変わった年でもあります。(まんがでわかる 隣のサイコパスより)

日本で翻訳版が発行されたのは1年後の2014年のことですから、精神医学の発達をすみやかに促進しようとしていた動きが見て取れます。

そして、ICD-11は2019年にWHOが30年ぶりに重い腰を上げて改定した世界的な統計分類ですから、極めて最新の人類に関する情報が込められているわけです。

というのにTwitterでは、令和2年ももうハロウィンの時期まで来たというのに、平然と2011年の心理学解説動画の要約が出回っているというおかしな話もあります。

しかもそれを平然とbotで何百回とリピートしている始末ですから、だから日本は遅れていると言われるんですよ

いいですか?

厚生労働省ですら活用するICD-11を無視したら、ワンオペでは心理学の統計に関する正確な情報発信なんて何も出来ませんよ?

まして、DSM-5すら準用していないなんて言い出すものなら、昭和のバブルおじさんが「オレの時代はなァ」と言っているのと同じで、いつの時代の話してんだボケと言われますよ?

それと同じで、自称カウンセラーは言葉を覚えたオウムと同じで、

  • 自分の発言の根拠をどこまで積み上げたとしても、自分で考えた言葉として発信できない

という永遠に付きまとう足枷を自分に課しているのです。

なので、自称カウンセラーの皆さんは、最悪は

  • 「嘘つき」

と呼ばれる覚悟を持って仕事をしてくださいね(笑)

くれぐれも、SNSのブロック機能で都合の悪い人を弾くような哀れな真似はしないように。

#情報公害110番は、常にあなたの投稿を見ています。


情報公害110番 (@info110jp) | Twitter

 

資格の有無とは別な法律でしょっぴかれる覚悟を持て

国家資格保有者でないから罰せられるということはなくても、嘘八百の単なる考察を並べ立ててカウンセリングを行うことは、内容や場合によっては明確に

  • 虚偽罪

という全く違う法律に抵触する可能性があります。

医学書に書かれた内容と全く違うことを語れば、医学的判断に基づく適切なアドバイスを患者に促すことは不可能ですし、場合によっては、見当違いなアドバイスによって患者の症状が悪化することは十分に有り得ます。

現行法では、カウンセリングの結果、患者の病理が悪化することがあっても、無資格であるがゆえの法律による罰則規定は無いとされています。

しかし、医学的知見と乖離のある情報を発信し、患者に対する正確な情報提供を怠れば、

  • 虚偽罪

として被害届を提出され訴えられる可能性が十分にあることを覚悟しなければなりません。

また、カウンセラーを名乗っていることを口実に特定のパーソナリティに対し、強いバッシングをしたことで、誰かから訴訟され、裁判所が訴訟を受理すればフツーに裁判になるし、それが被害届なら警察が名誉毀損で当該カウンセラーを書類送検することは、現行法の別な側面として十分に有り得ます。

無資格カウンセラーの皆さん。

悪いことは言わないので、カウンセラーとして活動するなら人を悪く言う投稿は削除しておいた方がいいですよ。

カウンセラーを名乗ることで罰せられなくても、今度はそのうち自分の発言で首が飛ぶことになりますよ(🤣笑顔)。

 

まとめ

  • 絶景と言わしめる綺麗な景色🌄🌈🌃🌌
  • うっとりする心地よい音色🎤🎧🎼🎹🥁🎷🎺🎸🎻🪕
  • 癒しを与えてくれる動物たち🐶🐱🐭🦊🐻🐼🐺🦔🦉🦦

などなど、ネットの海には確かに素晴らしい情報が沢山あることは、事実です。

対して、

  • 欺瞞📊
  • 扇動🦹‍♂️
  • 悪意🖤
  • 恫喝🔪
  • 虚偽👄

など上げればキリがないほど、碌でもない情報が転がっているのもまた、事実です。

その全ては必ずしもお金、経済活動と密接に関わっている訳では無いですが、賃金労働の実態を鑑み副業や起業の必要性からやむを得ず行っている場合もあるのが実情です。

人を泳がし金の流れを産むことがなぜ推奨されるのか。

それは、

  • 人が簡単に流される生き物だから

にほかなりません。

動かざること山の如しを絵に書いたような人間が文字通り山のようにいたら、メディアのメンタリズムなんて当然、意味がありません。

カウンセラービジネスもまた、人の心理に流動性があるからこそ成り立っているビジネスです。

だからこそ、その流動性を元に、良い方向に人を動かすのか、悪い方向に人を動かすのか、発信者の倫理観が問われるのです。

百人に一人はサイコパスと言われる時代になってそう時間も経っていない現在ですら、ほとんどの人がその事実を何ら疑問視しなくなってきたのは、まさしく私たちの心理に流動性があり、常識観が遷移したからです。

ますます発達するSNS文化の上で、法整備も遅れている現状では、

で語られるように、万人の万人に対する闘争が常日頃起こっています。

私たちは、あくまで性悪説のように

  • 悪意を無意識に体現できる能力を持った存在

であることを心に留めておきながら、情報発信をする必要があるのです。

そのためには、自分の主張が誤っていないことを、自分なりにできるだけ精査する必要は必ず出てきますから、そのための技術はしっかり鍛えていきたいところです。

 

終わりに

はい、今回はこんな感じでしたが、いかがでしたか?

自称カウンセラーの皆さんには軽く説教するような口調で書きましたが、詐欺師のように

  • 笑顔で嘘をつく道化

の二番煎じになって欲しくないがための話でした。

さすがにね、アメコミのダークヒーローのような人間には、私たちはなれませんから、あくまで一般ピーポーとしてやれることを、やれるだけやっていきましょうということでした。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

(・ω・)ノシ

🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣