近況と前書き
昨日、とりあえず悲願であった情報公害110番をTwitterで設立しました。
これを機に今後皆様からの、情報公害についての情報提供を進めていきたい構えです。
さて、昨今の情報社会では、表現の自由を極大解釈した反社的な表現も見られるようになりました。
各動画サイト、画像掲載サイトでは、それらを禁止するガイドラインを掲載しているところですが、どうも遵守はされていないようです。
で、ここで言う遵守というのは、必ずしもユーザー側の話に限らないところに、今回のテーマの本質があります。
今回は、大手画像掲載サイトと、動画サイトで見られた、ガイドライン違反やユーザー間のトラブルを例に、情報資産の管理のあり方について考えていきます。
目次
ピ△△ブから消えた「問題を報告」
大手画像サイトでは最近
- 性的な画像なのにR-18処理がされていない
- グロテスクな画像にモザイクすらはられていない。
- 差別表現なのに、賛美が集まる画像は削除されない
こういった現象が顕在化しているように感じます。
経済の話を持ち出すと簡単で、売り手市場の方が、クリエイターは作品を投稿、販売しやすく、サイト運営者は仲介手数料によって得をするという、暗黙の成功哲学があるためです。
これが俗に言う既得権益による手数料ビジネスというやつです。
このくらいは教養として覚えておきましょう。
しかし、一般的に不適切な投稿は、サイトの専用フォームから対処要請ができるようになっています。
画像・テキスト(タイトル・キャプション・あらすじ・小説本文・設定資料・画像投稿機能を用いて投稿された文章主体の作品)を含めて作品として判断し、年齢制限の追加・削除対象作品を当社の運営チームが「この作品に対する情報提供」フォームから情報をいただいたものから優先的にチェックいたします。
pixivガイドライン(2020/09/22時点)
しかし、一部画像サイトでは、ガイドラインに掲載されている申請フォームがイントラにされていたり、存在がほのめかされているだけで、実体がないものもあります。
さて、何処とは言いませんがいつになったら対応してくれるのでしょうかねぇ?
YouTubeで発生したユーザー間のトラブル
オリジナル動画に「著作権侵害の通告」!?
2020/09/18の朝の情報番組「スッキリ」で取り上げられたYouTuber同士のトラブルについて、取り上げます。
まずは情報のソースの紹介から
元は週刊誌が報じた内容のようです。
これは要約すると
編み物系YouTuberとして「自分で撮影した編み物動画」を投稿していた女性が、同じく編み物系YouTuberの男性から、投稿した動画について、いわれもない著作権侵害通報をされたというものです。
で、その通報を受けたYouTubeもろくに事実確認もせず、女性の編み物動画を削除したうえ、女性は、YouTubeの規定する著作権侵害に関するアカウント停止処分の寸前まで追いやられてしまったというものです。
この話は本日2020/09/22時点ではまだ法廷で争っている最中だそうで、誰が悪いとか、そういう話には決着が着いていません。
推定無罪の原則に則り本館では、どちらが悪いとかの話はなるべく触れないようにするつもりです。
(が、話を聞く限りでは、限りなくその男性YouTuberが悪いようなイメージを受けました。)
YouTuber同士の問題とはいえ、問題が明るみになった原因が、動画の著作権侵害申請が正当な理由なく通ってしまったことにあると関係各所が報道しているあたり、YouTubeひいてはGoogleも「真っ白」とは言えない状態のようです。
(いわゆるアウトが微レ存)
サイト管理者の言い分
コンテンツありすぎて管理しきれましぇん
どんなサイトでも同様ですが
- 扱うコンテンツが膨大になると、人力で適正化に向けて管理することはほぼ不可能
という現象が発生します。
「いや、想定しとけよJK(常識的に考えて)」
と言いたいところですが、とりあえずAIやプログラムを用いて、人が管理しきれない部分を補う動きはあります。
ただ、残念なことに、ことの重さを想定してAIを実装しても、AIに処理できる物事に限界があるせいで、100点満点の管理は出来ないのが現実です。
というのも、例えば
- AIにどれだけ学習させても、個人差のある「センシティブ(不適切)」と感じるボーダーをAIが適切に判断することは出来ない。(心理スペクトラムの観点から)
上記のような人の心にあるスペクトラム性が絡む話は、AIが判断を誤認する場合が多く、ユーザーの声に人が耳を傾け続けるしかないというジレンマがあります。
そうなると結局、
- 全く問題のないコンテンツなのか?
- ユーザーに対応を要請した方がいいコンテンツなのか?
- 強制削除した方が良いコンテンツなのか?
これはもう、人の目で確認していくしかありません。
AIで「アウトかもしれない」まで割り出して、人の目でジャッジメントすることで、コンテンツ適正化に向けた人間の負担を減らすことはある程度は出来そうです。
しかし、現代の「過激主義」が浸透した、
- とにかくバズらせろと躍起になって撮影された限りなく膨大なコンテンツ
がヒットすることになるでしょう。
機械が人の心を解することがない限り、この問題は一生付きまとうことになります。
それでもどうにかするには?
情報公害110番というプロパガンダ
これは、現世の館及びウツシヨグループの根底にある概念です。
これは、ネット上の不適切なものについて、ユーザーからの110番をいただき、関係機関に通報を行うものです。
ネット上では一人一人の声が簡単に黙殺されたり、軽視されてしまいます。
なので、その一人一人の声を集約し、代表して関係機関に通告、通報することで、統計的にわかりやすい数字を用いて、
「事は重いぞ」
というメッセージを届けようというものです。
分かりやすくいえば、Webでの署名活動の代行みたいな感じですね。
本館ではWeb情報の適切な利用を
「大手に対して訴えかける」
をベースに活動していく所存です。
終わりに
今回はウェブコンテンツの管理者に焦点を当てた記事でしたが、いかがでしたか?
コロナ禍もあって、さらに拡大したWebコンテンツ市場ですが、近年は弊害として管理者が機能不全に陥りやすいという欠点が、様々な面から浮かび上がってきました。
産めや増やせや動画や画像を作成し、投稿する人もまた、自分のコンテンツの管理者として、作品を適正に保つ必要があります。
くれぐれも情報公害110番で通報されることのないようにお気をつけくださいませ(笑)
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
(「・ω・)「ホイ