現世の館 (うつしよ の やかた)

世の中の「正解や常識」を水平思考で考え直すブログ

ブログの概要説明

このブログでは、世の中にある各テーマごとの隠れた真実を炙り出すため
 ・「水平思考で可能性を列挙」し、
 ・「ロジカルシンキング」
によって深堀りしていきます。

可能性を列挙する際に、背反する事象を同時に取り上げることがあります。
(同時に起こりずらいと考えられる事象「A」「B」を仮に同時に起こると仮定したら、という考え方をするということ)

前書きと本文見出しを先行公開していますが、見出しレベルでも内容が分かるように記述する予定です。内容までしっかり読みたい方は、「完成版」タグがついた記事をお探しください。

☆☆☆ 目次はこちら ☆☆☆

「最適な生き方」を教えるすべての人へ

前書き

館長です、現世の館へようこそ!

今回は、人生の最適解の是非について考えます。ここ最近はよく、

  • モテる職業ランキング
  • ファッションチェック(いわゆる、おブスファッション・おモテファッション)

とか、

  • 金持ちになるための習慣はコレ

という、世論に対してマウント取るような広告や情報を発表して金儲けしている人や芸能人が多数見られるようになりました。

ダイバーシティ(多様性)の尊重と言われ始めて、人の生き方にある程度の幅が認められてきた中で、

とか言って時代に逆行した発言を未だにやっている人を見ると、なんだか切ないのを通り越して、情けないと思わずにはいられません。

冒頭でも書いた通り、今回は人の生き方の最適解について考える訳ですが、さて、皆さんは

  • 自分が生きたいと思う自由な生き方
  • 世間に対して優位が取れる最適解な生き方

この2つのうち片方しか進めないと言われたらどちらを選択しますか?

今回のテーマは、皆さんにまずこの問題を考えてもらってからスタートしたいと思います。

 

目次

 

人の生き方は常にジレンマとの戦い

もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、これはトロッコ問題でおなじみの

  • モラルジレンマ問題

と呼ばれるものの一種です。

私たちの人生における選択は、必ずそれぞれにメリットとデメリットがあります。

どちらか片方を取れば、取らなかったもう片方のメリットを得ることは出来なくなります。

私たちは、そういったジレンマとどう折り合いをつけていくのか、ということが日常的に求められています。

 

最適解を選ぶための指針

実は、選択を迫られた時の最適解にはある程度の指針が存在します。

例えば選択肢A,Bがある時

  • Aを選択した時のメリットをa
  • Aを選択した時のデメリットをa'
  • Bを選択した時のメリットをb
  • Bを選択した時のデメリットをb'

これらが思いつくかと思います。

それらを加味した計算式を頭の中で解いて、私たちは最適解を無意識に導いています。

実際、アメリカのペンタゴンでは、意思決定に関する数学的な決定基準を設けており、そこには、台風の進路予報に使われるカオス理論も用いられているのだとか。

高いIQを持つ、俗に言う頭のいい人は、この計算が早いことから、自分に都合のいい選択肢を素早く意思決定するために、最適解探しに躍起になると言われています。

 

「人生の最適解のモラルジレンマ問題」は東大生でも解けない

先程も書いた通り、人の生き方の最適解には、ある程度考え方があります。

しかし、それと同時に、選択肢によってはどちらをとっても不都合を避けられないようなジレンマにぶち当たることも事実です。

とりわけモラルジレンマに関しては、その道の学会で今でも熱心な専門家が研究されているほど一筋縄ではいかない問題です。

なので、いくら天下の東大生と言えども、モラルジレンマ問題における最適解など絶対に解くことが出来ません。

東大の方の松丸君でも絶対に解けません(失礼しますが、解けると言うなら日本はとっくによい国になってます)

 

私たちが正解だと思っているものの正体

人の生き方における最適解を提示して、

  • これが一番幸せな生き方
  • これが一番素晴らしい生き方

と宣伝する人がいるのは何故でしょう。

推論ですが、前記事の差別主義者の考え方を準用していくと、

  • 人生の最適解を生きない人を差別し、最適解を生きるための努力をさせて、そこから生まれる経済循環で利益を得ようとする

というのが差別主義者の目的ですから、

であるという考え方は可能です。

ただ、ここでひとつ矛盾が生じるとしたら、

  • 自由な生き方における最適解が存在しないならこの話が成立する

ということが挙げられます。

私たちは試行錯誤しながら、自分の自由な生き方を目指して活動していると思います。

それを象徴するように

  • 『LIFE SHIFT』
  • 『ORIGINALS』

のように自分のオリジナリティを発揮するための生き方の指南書はいくつも刊行されています。

私たちはすでに自由な生き方をできるし、そのための最適解を指南書を参考に頭の中で考えることが出来る前提に立っているのです。

であるならば、私たちがメディアでよく目にする、

  1. いい高校・大学に行き
  2. いい企業に入社し
  3. 社会人として粛々と仕事をし
  4. 結婚子育てに邁進して
  5. 老後は家族に看取られながら安らかに眠る

というストーリーはどこから来るのでしょう?

これが出来たのは日本の高度経済成長期からバブル時代にかけて生きた人だけです。

「え?現代でもこうやって生きてる人いるじゃん」

と思う人もいるかと思いますが、彼らは、

「高度成長期にすげー出世しちゃった人たちの子供たち」

に該当します。

それを証明するように、現代での教育機会の格差は親の経済状況の開きと共に広がっているとされています。

ここで言う親というのが、高度成長期に生産年齢人口に属していた人です。

問題なのは、高度成長期の人生のあり方が理想化されてしまい、ステレオタイプなのにプロパガンダとして定着していることにあります。

もっとタチが悪いことに、その時代を生きた人が今も存命で、若者に対して

「あの時代は良かった。あの時代の生き方が1番だ」

とバブルおじさん節をベラベラまくし立てていることにあります。(失礼?)

この先人からのおせっかいによって生み出された間違った認識が、私たちが人生において正解だと錯覚しているものの正体です。

 

令和時代に求められるダイバーシティに則した最適解の選び方

では、令和を生きる若者として私たちはどんな考え方をして、どんな選択肢の中から最適だと思うものを見つけ出せば良いのでしょう?

人のものさしに多様性が認められてきた以上、人生の公式も一人一人違う時代になったので、有り体に言えば

  • 答えは一人ひとり違う

ということになるのでアドバイスにならんと言われてしまうのが心苦しいところです(笑)

しかしながら逆説的に間違いなく言えるのは、

  • 自分のものさしで生きて良い時代になった

ということです。

自分のものさしで測った自分の人生の生き方について、他人が違うものさしでイチャモンつけてきたとしても、私たちが間違っているということにはなりません。

そういう時代になったからです。

私たちは自分の物差しで測った自分の1番の強みを活かす日常を送ることで、これからの人生の最適解に繋がる生き方を送ることが出来ると、館長は考察します。

 

終わりに

はい、今回は久しぶりにバブルおじさんの話が出てきたので、館長もヒートアップ気味になりました(笑)

ちなみに、

  • バブルおじさん

という用語は、ライフネット生命の会長でおなじみの(?)出口治明氏が監修した

『マンガでわかる!お金の基本 人生を変える8つの授業』

で登場する、お金の価値観に関する用語です。

氏もバブルおじさんのひとりなのに、よくこんな単語乗っけたなと驚くばかりですが、令和と昭和ではお金に関する価値観からまるで違うので、それを揶揄している単語としては、マジで秀逸だと思います。

今回は、人生の最適解についてお話しました。

ネット社会の発達に伴い、多くのハウツー情報やノウハウ動画がさらにネット上を高速で駆けずり回って台頭することになるはずです。

そこには、これが正解といったステレオタイプも混じってくることかと思います。

私たちは、一意見としてそいつのその話を聞くに留め、あくまで私たち自身の決意と"ものさし"を大切に生きていくことが良いかと思います。

今回はこんな感じで終わります。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

(・ω・)ノシ

 

 

参考図書

『内向型を強みにする』(マーティ・O・レイニー&務台夏子, パンローリング株式会社)

『残酷な世界で生き延びるたった一つの方法』(橘玲, 2015年, 幻冬舎

 

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