現世仮説
内容の酷似したノウハウ本は参考文献もだいたい同じなはず
参考文献の引用回数(インパクトファクター)を計算すれば分かるはず
参考文献を辿ってもちゃんとした論文に行き着かない本はガチのトンデモ本かもしれない
トンデモ本を参考に書いた本もまたトンデモ本
発行年度が古くても、文献がまともなら現代でも通用するはず
参考文献を辿って研究論文に行き着くなら、トンデモ本でも現代に活きるテクニックとして使えると考えられる
検証結果速報
参考文献はちゃんとしてるのに考察不足で話にならない本もあった
組み合わせ上絶対にありえない心理状態を事実のように紹介している
つま先の向きと好意の相関
つい最近買った本に、好意を寄せている人の方につま先が向くという記述がありました。
ご自身でも経験があるかと思いますが、
「よし、帰ろう」
と思った矢先に声をかけられたら、顔だけ相手の方に向けて話を聞くかと思います。
もし好意を寄せている人から声をかけられたなら、さっと向き直って話を聞くようになり、無意識につま先が相手に向くようになるというものです。
しかしこれは言い換えると、願望の矛先に姿勢が直るということ。
もっと単純に考えると
- 今したいことに体が向く
ということであり、この場合は、
- 好きな人と話がしたいから好きな人の方に直る
ということになります。
なので仮に好きな人と一緒にいても、帰りたいという思いのほうが強ければ、つま先は出入口に向くようになります。
ここまで考察出来れば十分なのですが、巷のノウハウ本だと
- つま先が自分に向いていたら脈アリ
- 違う方に向いていたら脈ナシ
というレベルに曲解されていて
- 「人の願望はその場その場で少しづつ変化するんだから、つま先の向きも一定じゃない」という基本心理がわかってない
と思わざるを得ません。
これを、参考文献から引用した信ぴょう性のある情報です、と言いだした日には、
- 参考文献から間違ってんじゃねーの?
ということにもなりかねません。
裏を返すと、間違った心理学が歴代受け継がれてしまったことになるので、その大元を特定する必要が出てくることでしょう。