現世の館 (うつしよ の やかた)

世の中の「正解や常識」を水平思考で考え直すブログ

ブログの概要説明

このブログでは、世の中にある各テーマごとの隠れた真実を炙り出すため
 ・「水平思考で可能性を列挙」し、
 ・「ロジカルシンキング」
によって深堀りしていきます。

可能性を列挙する際に、背反する事象を同時に取り上げることがあります。
(同時に起こりずらいと考えられる事象「A」「B」を仮に同時に起こると仮定したら、という考え方をするということ)

前書きと本文見出しを先行公開していますが、見出しレベルでも内容が分かるように記述する予定です。内容までしっかり読みたい方は、「完成版」タグがついた記事をお探しください。

☆☆☆ 目次はこちら ☆☆☆

進次郎構文への世間の反応から読み解く、バズるメッセージの構成要素

前書き

実は私、Twitterをやらないもので、進次郎構文というものをつい先日職場で知りました(笑)。

まとめサイトで、その構文とやらを見ると、真っ先に出たのが

「このままではいけないと思います。だから日本はこのままではいけないと思います。」

でして、

「あー、なるほどね笑。言いたいことはわかったけど、伝わりきってないやつだわコレ」

というのが初見の感想でした。

とはいえ、読み進めていくと、その構文の中にある

「そもそもなんでこんな構文がバズることになったか」

という理由を垣間見ることが出来ました。

今回はそんな進次郎構文を上手く転用し、私たちが使う時にはより強力なコンテンツとするための方法を考えていきます。

 

目次

 

なんだかんだ言っても、バズれば勝ち

進次郎構文として世に広まった小泉進次郎氏のメッセージの共通点

わかりやすい言葉だけ使っている

進次郎構文の特徴は

  • 中身はないが難しい表現もない

という点に現れています。

四字熟語や慣用句をあえて使っていないので、分からない表現があるせいで聞いて貰えないといったリスクが軽減されています。

意味がわかりやすく、多くの人に理解されている表現を使うからこそ、かえって当たり前と言われるのかもしれませんね。

ただ、意味はわかりやすいものの、

  • 「で、どうするの?」

の部分をもっと詰めてもらった方が聞き手は安心です(笑)。

 

記事の見出しになるように発言している

発言をいくつか見ていると、育休取得時の記者会見での

「育休だけど休みではない」

という発言がクローズアップされていました。

会見では進次郎氏がこれに続く説明をしているのでしょうが、この発言だけでも何が言いたいかは想像できます。

とりわけ会見の場であれば、その後に報道というフェーズが待っており、記者はVTRやテロップの準備をすることになります。

記者の目線から見ると編集が大変なだけに、見出しにしやすいことを言ってくれるなら占めたもの。

憶測ではありますが、そういった部分を見越して、

  • 男性政治家には珍しい育休取得

をメディアに取り上げて欲しいため、

「育休だけど休みではない」

とメディアの見出しにしやすく表現し、本題に入ったのだと考えられます。

 

発言ではなく本人に対する賛成票を集めている

進次郎構文の大きな共通点として

  • 当たり前すぎて賛成も反対もない

ということが挙げられることは先程も書きました。

これは逆に、進次郎氏を応援する人からすれば、発言全てが全力肯定できるということになります。

進次郎氏に投票者の心理が分かるのかは知りませんが、彼を盲信している思考停止な人は

「ああ、進次郎いいこと言ってるなー」

と票を入れることでしょう。

 

カルト臭を全力排除している

時は遡り平安時代あたりは

  • 信じれば仏が極楽浄土へお救いくださる
  • 仏心に念仏を唱え祈ればたちまちに幸運が訪れる

という、現代では宗教すぎてヤバい物扱いされている概念が、常識として定着していました。

一部の政治家や右左に極端な人達は、未だに宗教的なフレーズをポスターに掲げて活動しています。

しかし進次郎氏は、発言に宗教的な考えを滲ませていないことが、構文から読み取ることが出来ました。

政治家の中でも若い方ですから、現実主義的な部分もあるだろうし、単純に無信教者という可能性もあるでしょう。

(間違ってたらすみません(笑))

ただ、政治家の中でも若いが故に、若者からの視線を受けやすいということは間違いありません。

それを見越しているなら、宗教チックな発言を避けているのは、ごく自然なことだと思います。

なんせ若者ほど宗教が嫌いですから。

 

私たちが進次郎構文を有効利用するとしたら

感情を伝えたい時

日常会話の話なので、ここでは流行語は一旦脇に置いておきます。

私たちが自己表現する際に、よくあるのが、オブラートに包んでしまうという点です。

  • 何となく察して欲しい
  • 気づいて欲しい

という、願望があるにもかかわらず素直に表現出来ないパターンは、多くの人に経験があるのではないでしょうか?

その時の進次郎構文の作り方としては、

  • オブラート+本音

という構図が考えられます。

「せっかくオブラートに包んでるのに、ホンネでちゃってるよ!」

と思うかもしれません。

実は、アサーションのテクニックに、

  • クッションフレーズ

というものがあります。

これは、いわゆるNo thank you.のthank youに当たる部分を指しています。

(「ありがとう。でもいらないよ。」というのがノーサンキューの意味であるため)

同じように、see you againも、何故againとつけるかといえば、

「また次もあるから、今日はここでおしまい!」

ときっちり区切るためです。

相手へのある程度の配慮のうえ、きっちり言い切るということを、進次郎構文的なわかりやすさを踏まえて心がけると、意思疎通が図りやすいと考えられます。

 

相手の意見のニュアンスをそれとなく測りたい時

仕事は定年まで勤めてなんぼだろ

なんてよく、職場のおっちゃんや家族の誰かが言う訳ですが、こういった例であれば、

  • 年金もらえるまでは働かないとですもんねー

というフレーズで返すと、それとなくニュアンスを確認できます。

実は年金は必ずしも65からしか貰えない訳ではありません。

特にこれから定年を迎えていく人達には

  • 65から年金を貰うパターン
  • 70から年金を貰うパターン

などのバリエーションがあります。

さらにいえば、令和の新卒社会人なら定年は70まで引き上げられている場合もあり、

  • 75から年金を貰うパターン

も想定しておく必要があるのです。

もし、先程のフレーズで、70まで働かないとダメだと返されるようなら、その人は

  • 仕事=美徳
  • 無職=怠惰

という価値観の上で生きていることになります。

逆に、フレーズに対して肯定的な反応が返ってくるなら、その人は

  • 安定=美徳
  • 不安定=罪

といった価値観の持ち主だと考えられます。

全く同じフレーズを使ったのに相手の価値観をそれとなく確認できるだけでも、その人の職業観や金銭感覚を推し量る材料になるため、意外や意外、進次郎構文も使いどころがあります。

 

終わりに

昭和の団塊世代やロスジェネ世代がようやく退職したかと思えば、忖度社会の佳境に入り、昭和末期のバブル新撰組(俗に言う頑張らなくても生きられた世代)が高官や役員になってきたことで、上司部下関係も横暴になってきている部分が増えてきました。

中間管理職も平成の大不況真っ只中で仕事をしてきた人間ですから、次、これが出世すれば同じように、俺の時代はこうだったと横暴な上司になる可能性は十分指摘できます。

進次郎構文はわかりやすい作りである上に、ダブルミーニング、トリプルミーニングを作りやすい構図でもありますから、これを上手く使って、上司の意見を引き出したり、こちらの意見を飲ませたりすることが、令和の若者にとってのひとつの処世術となるように思います。

この情報が1人でも多くの人の役に立てれば幸いです。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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