前書き
残念ですねと大変ですねと悲しいですねの違い
私たちが人の意見を聞く時には、たまに残念ですとか、悲しいですとか聞くことがありますが、実はこの言葉選びには、心理学的な法則性があることをご存知でしょうか?
今回は、この法則性について解説し、テレビを見る時にリポーターやキャスターが心の中で何を考えているのか覗けるように勉強していきましょう。
目次
失望を意味する「残念ですね」
相手を善し悪しの価値観で判断し、応援するかどうか決めるタイプの人は、応援しているとは言いつつも、どこか上から目線な気を持っています。
なので、応援している芸能人の悲報に対しても、「良いと思っていたが違った」「やっぱりあいつはダメだ」と評価の言葉を使います。
そのことを表す一言が「残念です」なのです。
同情を意味する「大変ですね」
芸能人に対して「誰かは知ってるけど言うほど関心はない」という態度をとる人は、芸能人の悲報に反応する時に「大変ですね」と、どこか他人事じみた「同情」を示す言葉を使います。
大変ですね〜(頑張ってください)と、後ろに応援の言葉は続くものの、あくまで頑張るのは向こうだからと、率直にいえば淡白な反応を示すのです。
ちなみに、この大変ですねという一言は、相手の苦労に一言で感想を返せてしまう、超速攻レスポンス用ワードな反面、無機質な会話を招きがちです。
もし多用している自覚がある方は、無関心なヤツめと思われないうちに改めるのが良いです。
共感を意味する「悲しいですね」
推しに対して、あわよくば結婚したいとさえ思うほど熱心なファンは、推しの悲報に反応する時は、とにかく感情が膨れ上がってしまいます。
なので、「悲しいです」と、まずは自分の感情を表明し、推しがトラブった時には心配になり、「共感を示す」単語を使います。
アイドル目線からすると冥利に尽きるところです。
ただし、行き過ぎた熱意は、時に思わぬ思考を生み出すことがあるので気をつける必要があります。
ファンとして共感性が高いと、推しの交際や結婚報道など、いわゆるロス感情が発生しやすいニュースに過剰反応してしまい、鬱になったり、嫉妬心から来る嫌がらせをしてしまうことがあるのです。
もし心当たりがあったら、自分の感情を整理する訓練をしてみると良いです。
感情コントロールは社会人の基本スキルですから、覚えておいて損はありません。
終わりに
共感性を露呈する瞬間は意外にも多くあり、ふとした言葉が原因で冷たい人間とレッテルをはられることがありますが、もし心当たりがあるなら、使っている言葉に無機質な評価を下す単語が含まれているからかもしれません。
私たちは使う言葉に気を遣うと共に、人の言葉にも気をつけることで、余計な誤解や問題を防ぐことに繋げることが出来ますから、積極的に活用していきましょう。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
(・ω・)ノシ