現世の館 (うつしよ の やかた)

世の中の「正解や常識」を水平思考で考え直すブログ

ブログの概要説明

このブログでは、世の中にある各テーマごとの隠れた真実を炙り出すため
 ・「水平思考で可能性を列挙」し、
 ・「ロジカルシンキング」
によって深堀りしていきます。

可能性を列挙する際に、背反する事象を同時に取り上げることがあります。
(同時に起こりずらいと考えられる事象「A」「B」を仮に同時に起こると仮定したら、という考え方をするということ)

前書きと本文見出しを先行公開していますが、見出しレベルでも内容が分かるように記述する予定です。内容までしっかり読みたい方は、「完成版」タグがついた記事をお探しください。

「エアプ」ほど好き勝手言う心理から考える、机上の空論で済ませることの危険性

前書き

ニコ動の「未プレイ多すぎワロタ」コメント

ニコニコ動画でも、YouTubeに転載されたコメ付き動画でもゲーム動画によくあるのが、エアプ勢に対する煽りの

  • 「未プレイ大杉」
  • 「未プ勢ワロタ」

みたいなコメントですが、

  • 投稿者のプレイに逐一いちゃもんつける
  • ゲーム進行上実行不可能な動作をコメントでウザイほど指示
  • クリア自体は簡単なのに操作を見て神プレイと勘違いする

など、既プレイの人からすれば、

「好き勝手言ってる割に、やっていれば分かるはずのことが、全然わかってないんだよなー」

という感想をコメントにしたものです。

スマホのパズル系ゲームの広告で、demoプレイが壊滅的に下手くそなのを見て、

「こんなヘマしねーよJK(常識的に考えて)」

と思った手前、実際やってみると、操作できると思っていた場所が全く動かなかったり、思っていた手順と違ったりで、密かに赤っ恥かくのと似ているかもしれませんね(笑)。

今回はこのエアプにまつわる心理学について考察していきます。

 

目次

 

机上の空論の8割は不正解

やったことがないと、性に合うか分からない

私たちが普段目にするノウハウの数々は、成功者の特性などをまとめたものなので、統計的には正解です。

しかし、自分の実情と噛み合うかどうかという単一指標で考えると、

  • やってみるまでできるかどうか分からない

ということが往々にしてあります。

統計的に有意だとしても、所詮は確率論ですので、確率でそれに当てはまらない人もいるので、確かめ算として、実際にやってみる必要があるのです。

 

思いて行わざるは即ち暗し

○○心理学だろうとメンタリズムだろうと、使えるかは実証しないと分からない

例えばあなたが恋愛テクのメンタリズムを使うとしましょう。

統計的に有意なテクとして認知的不協和というものがありますが、それをどう、自分と意中の異性との間に成立させるかとなると、これはあなたが実際にやってみる他ありません。

効果がないノウハウを、多くの

  • 「成功法則"未プレイ"」

の方々が巷の商材や本を介して紹介しています。

だから、そんなものを読んでも読書数が1増えるだけで一銭の価値もないし、一向に幸せな未来へと進むことが出来ないのです。

 

行いて思わざるは即ち危うし

偶然上手くいった手法をまとめただけのエセノウハウたち

YouTubeあるある:ほぼ屁理屈な成功法則動画

「成功法則を紹介するなら、あなたがそれで成功する様を動画に撮って、うpすればいいじゃん」

成功法則動画を見るたびに私はいつも思います。

私たちは、成功者と言われる人の話を聞く機会が、良くも悪くもある訳ですが、それらは成功し、振り返ってみて思ったことを聞かされているに過ぎません。

  • 現在進行形で成功中です!

という人が圧倒的にいない中、成功した後の人がごまんといるのは何なんでしょうか?

世の中には不思議なノウハウもあり、

異性と性的な話をして盛り上がれば、認知的不協和から相手を惚れさせることができる

という、頭のネジが3本くらいぶっ飛んだ恋愛商材もあるくらい、

  • 言うだけならタダ

みたいなノリを悪用して多くの人には真似出来ないようなノウハウを語る恋愛マスターは数多く居ます。

もちろん成功した実例があるから動画としてまとめているのでしょうが、自分が上手くいったやり方を紹介するだけでは、他人が同じように成功する保証がない以上、不親切なのです。

それを知ってか知らずか、善人面して

  • こうすればいいのになんでみんなやらないんだろうね

みたいに言えるのは、頭の中がお花畑で散らかってるとしか言うことがありません。

 

PDCA」を通して実践すれば分かること

ビジネス書の中で有効な手法は数える程しかありません。

その有効手法のひとつにPDCAサイクルというものがあります。

  • Plan
  • Do
  • Check
  • Action

 このサイクルは上の4つの手順から成り立っており、これは私たちの人生において

  • 計画を建て
  • 実際にやってみて、
  • どうだったか振り返り、
  • 改善計画を建てた上で再度実行する

ということを表しています。

いわゆるトライ&エラーのことを、ビジネス書っぽくするために、小難しくPDCAと言い換えたものです(笑)。

ただ、これらの手順はしっかり要点を理解した上で行えば、瞬く間に成功のサイクルを作り出すことに繋がります。

 

PDCAにかけるウエイト

計画する前にちょっとだけ体験し、代案含めDoまで決めておく

計画倒れは、実践内容の全体像が体感できてないから起こるため、結構な頻度で

  • 想定より大変だから挫折した

ということが起こります。

また、スケジュールは根詰め過ぎず、スカスカ程度を目指すことで、万一不測の事態で運びが悪くなっても余裕を持たせられるようにしましょう。

数割できりゃ良いというマインドでバッファを儲けることが大切です。

上手くいかなかったらハイ終了ではありませんから、もし上手くいかなかった時のための代案として、次のDoまで考慮した計画を作ることも重要です。

 

終わりに

軽くやってみることが、思いてやらざることへの対策になり、PDCAを意識することで、行動してそのままおしまいとなることを防ぐことに繋がります。

エアプは好き勝手言えて気持ちいいは気持ちいいでしょうが、人生レベルで1番いいのは、自分にとってつぶしが効くことをひとつでも多く体験することだと思います。

軽くでもそれを経験しておくことで、いざ本格的に何かを始める時の、検討指標として機能しますから、やるだけ損はありません。

ぜひ多くのことにかるーく着手して、つぶしの感覚を掴んで欲しいと思います。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!