現世の館 (うつしよ の やかた)

世の中の「正解や常識」を水平思考で考え直すブログ

ブログの概要説明

このブログでは、世の中にある各テーマごとの隠れた真実を炙り出すため
 ・「水平思考で可能性を列挙」し、
 ・「ロジカルシンキング」
によって深堀りしていきます。

可能性を列挙する際に、背反する事象を同時に取り上げることがあります。
(同時に起こりずらいと考えられる事象「A」「B」を仮に同時に起こると仮定したら、という考え方をするということ)

前書きと本文見出しを先行公開していますが、見出しレベルでも内容が分かるように記述する予定です。内容までしっかり読みたい方は、「完成版」タグがついた記事をお探しください。

☆☆☆ 目次はこちら ☆☆☆

自称発達障害に共通する心理から学ぶ、裏取りの大切さと本当の自分に気付く力

前書き

発達障害を自称し、いわゆる要配慮者であることを主張するツイートや記事を多く見る世の中になりました。

かく言う自分もその一人だったので、気持ちは痛いほど理解しています。

だからこそ言う言葉

  • 「そう思うなら明日にでも検査受けに行け」

これは決して冗談ではなく、実際に検査を受け、自分の正体、そして自分の本当の強みがわかった私だからこそ言えることです。

今回は自称発達障害のままでいるメリデメと検査を受けると未来が切り開かれる可能性について書いていきたいと思います。

 

目次

 

そもそも自称発達障害とは

発達障害とは、生まれつき脳機能の一部に異常があり、不注意や多動、配慮のない言動を引き起こしてしまう障害を言います。

専門用語にADHDASD、LDというものがあり、何となく聞いたことがある人も多いと思います。

で、この発達障害が故に起こる症状は、一見すると普通の人もやりがちなことなので、障害を持っていない人と大して変わらないように見えます。

  • 忘れ物が多い
  • ちゃんと見ていれば気付く間違いを見逃す
  • じっとしていられない
  • 何回注意されても同じことを繰り返す
  • 人並み以上のこだわりを見せることがある
  • 失礼な言葉遣いを自覚なしにしてしまう

など、枚挙に遑がないのですが、見てお分かりの通り、健常者でもふとした時にやらかしそうな項目が多いのが特徴です。

それが原因なのか、最近は

「検査は受けていないけど、私が発達障害なのは間違いない」

と主張する人口も増えたように思います。

ですが、前書きのとおり、私からすれば

「早く検査受けてこいよ」

と言いたいところです。

その理由について、次の項目でお話します。

 

自称発達障害のままでいるメリデメ

かく言う私も自称発達障害の一人でした。

小学校の高学年の時、担任から三者面談時に

「不注意が目立つから、日頃からしっかり確認を行うように親子で気をつけて欲しい」

と言われたのが始まりでした。

もちろんこの時は発達障害のはの字も知らないガキんちょでしたから、ふーん(-ω-)くらいの反応で終わりました。

しかし、これが後に私が精神科で本格的に検査を受信するきっかけにもなったのです。

実際、担任から指摘を受けてから、検査を受けるまでの間には、実に12年の時が経過していました。

その間、この不注意なるものが災いして他人とトラブルになったことが何度もありました。

顕著に現れたのは社会人一年目の時です。

当時仕事のスキルなど皆無の私に、先輩が指導員となり色々と教えて貰いながら仕事を覚えていきました。

が、その時も私の不注意なるものが発生し、何度も何度も叱られました。

当時は不注意なのは発達障害のせいだと自分を正当化していましたが、周りに言わせれば、

  • 「出来ないなら出来ないなりに工夫しろ」
  • 「叱る身にもなれ」

というのが実情のようでした。

仕事のミスが段々と私を精神的に追い詰めていくなか、私はふたつの決断をしました。

  1. 3年は我慢して仕事してやるが、3年したら意地でも辞めてやる(3年もてば定着するという統計に対する当てつけ)
  2. 何とかこの不遇を解消できる手段を身につけてやる

このふたつが私の大きなモチベーションとなりました。

1は、まだこの記事を書いている段階では3年経ってないので、結論は先の話になります。

ですが、2が、私を大きく変化させることになりました。

実は自己啓発をさんざ否定しまくっている理由はここから来ています。

が、話すと脱線が酷くなるので、詳しくは過去記事をご覧下さい。(笑)

 

検査受診を強く推奨する理由:裏取りの大切さ

検査を本格的に受信することを決意したのが、社会人2年目の春先です。

調べた当時は、ADHD始め、発達障害検査の窓口は心療内科であると分かった私は、早速病院で受診し、問診を受け、確かに発達障害であることを告げられます。

ただし、心療内科はあくまで問診の結果から発達障害があるかどうかしか判断することが出来ません。

本格的な検査、治療は精神科がメインなので、その後同院の精神科で、心理検査を受けることとなりました。

心理検査の結果、私はADHD不注意型という結果を告げられることとなりました。

小学校時代から分かっていたことなので、

「やっぱりねー」

くらいで、さほど驚くこともありませんでしたが(笑)。

普通はこの後、薬を処方されてしばらく様子を見てみましょうとなるのですが、私の場合、ここで大きな収穫がありました。

 

己の正体と本当の脳の使い方

ADHDであることを導き出した検査は、私の脳の使われ方を見るものでしたが、私の場合は、画像イメージや短期的な数字の処理が不得意という結果が出ました。

その代わり、語彙力の項目は、20点満点のうち受信者平均である10点をはるかに凌ぐ17点だったのです。

この結果から分かることは、私の脳は、短期記憶と引き換えに、語彙を覚えるための長期記憶の領域が活発に働いているということです。

とはいえ、これだけではどうしていいのか分からなかった私は、医師に、この結果を実生活に応用するためのアドバイスを求めました。

医師からの回答は、

「情報をイメージで思い起こすことが苦手と出ているため、見聞きした情報を言葉(言語)で記憶することで補完するのが有効でしょう」

との事でした。つまり、

  • 情報を受け取る時は、人から聞いた話を元にイメージを思い浮かべることが難しいため、無理にイメージせず、補完できる情報を言葉で貰う。

ということです。また、

  • 発信者となる際は、資料を用意した上で、伝えたい情報の特徴を語彙力を駆使し事細かに言葉にして伝える。

ということも重要になってきます。

このブログが練習の場となっているのですが、まさしく今実践していることが私の言う、事細かに言葉にして伝えるというものです。

当初は『「百聞は一見にしかず」とも言うのにそんなの出来るわけないじゃん』と思ってしました。

しかし、実践してみると、難しいながら不可能ではないことがわかりました。

そして手応えを感じ始めた今では、かつて私を捨て石のように見ていた上司が私を頼るようにさえなったのです。

処方された薬の効果も確かにあります。

ただ、それだけでなく、自分の力の使い方を正しく認識したことが私のこの大逆転を生み出したことは間違いありません。

この経験があるからこそ、自称発達障害の面々にはいち早い検査の受診を推奨しているのです。

 

おまけ

発達障害用語の正しい知識とよくある間違い

発達障害かどうかの検査を受けた際には、ほぼ確実にスペクトラム性の話をされます。

スペクトラム性とは、いわゆる「ものの程度」、とか「〇〇度」と表現されるものです。

ADHDASDは実は全ての人が持ち合わせている普遍的な特徴です。

いわゆる健常者は、この程度が日常に影響しないほど低いため、比較的簡単に仕事や日常生活をクリアできます。

そして、発達障害の人はこの程度が高いことが原因で、日常生活で忘れ物が多いとか、仕事でトラブルを抱えやすくなります。

ただし、このスペクトラム性は千差万別なうえ、高いから発達障害、低いから健常者という二元論では片付けられません。

ADHDASDの程度が低くても、生活に支障をきたすと判定されれば発達障害と診断されます。

障害の出方も、どの領域に障害があるかで変わってくるので、「この症状があるなら発達障害」と一言で片付けるのは難しいのです。

そのため、受診後は主治医とよく相談のうえ、適切な薬剤を処方してもらい、ライフスタイルを見直すようにしましょう。

 

おまけ2

検査の結果、発達障害ではなかった場合

検査結果に、異常が認められないと診断されたのであれば、その場合ふたつの道が出てきます。

  1. 通常のビジネススキルや日常生活情報を習得し、いち早い自立を目指す
  2. セカンドオピニオンで本当に発達障害では無いか確かめる

このふたつになります。

スペクトラム性が低いと診断されたのであれば、ひとまず障害の程度が浅いことを喜びましょう。

軽度であればあるほど特殊な治療や、発達障害特化型の生活様式をやらずに済みます。

やりたい方はご自由に(笑)。

少なくとも通常のビジネススキルを適用できるレベルのスペクトラム性なら、仮に発達障害と診断されてもその情報を元に対処できます。

発達障害専用のビジネススキル本などはあまりにもニッチすぎて小型の書店では在庫すらありません。

大型書店でも品ぞろえは良くないジャンルですから、ニッチや情報を集める労力をかけなくても良いのであればそれに越したことはないのです。

セカンドオピニオンですが、私は幸か不幸かこれには当てはまらないためなんとも言い難いですが、検査結果に納得がいかないとか、主治医が無責任なアドバイスしかくれないようであれば検討してみましょう。

あと、個人的におすすめなのは、自分で予め発達障害の種類と対策を調査し、想定しておくことです。

そうすることで、医師の意見の趣旨や正当性が分かるようになりますし、無責任発言されても、じゃあこの場合ならどうかと質問することができます。

薬代も割高で受診の効果もまだまだ個人差の別れる分野ですから、自分で出来ることは最大限やっておくことが、資産や今後の人生を大切にする上で大事なポイントになってきます。

発達障害を自称し続けて、不遇な人生アピールをするのか、改善への行動を起こし、少しでも前向きに生きるか、それが人生の選択です。

一経験者としては、後者を選ぶ人が増えてくれることを祈るばかりです。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

(・ω・)ノシ

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