失敗しない生き方が出来る=最強
前書き
ちょっとしたケーススタディをしてみましょう
- あなたは健診の結果、内蔵に陰があることがわかりました。
- 精密検査の結果、ガンが複数箇所にあり、いつ転移してもおかしくない状況を知らされます。
- 輪をかけて酷いのは、治療が困難な位置にあり、外科手術も困難だということ。
- ちなみに宣告された余命は3ヶ月です。
この状況で生き延びるために、あなたはどんな選択をしますか?
というのが今回の設問です。
今回はこの前書きがとても大切になるので、しっかり考えてから本文を読んでみてください。
目次
- 前書き
- 何事も成功率を高めた上で
- 成功率を上げきったうえで飛び込む行為を、挑戦という
- 「挑戦した結果上手くいった事例」の裏にある真実
- 失敗しないレベルまで対策すれば、あとはだいたい上手くいく
- 終わりに
何事も成功率を高めた上で
医療の現場の極限状態を例にとり、読者の皆様には考えていただいたと思います。
ちなみに、難しすぎて考えられない人のために参考として、以下の条件をつけます。
- トンデモチートが発現しました。情報を集め決断を下すまで、病気の進行を完全に止めておくことができます。そのため、生き残る確率を上げるための調査にどれだけ時間をかけても、その間は死にません。(ただし、決断しないまま放置すると、「決断しないことに決めた」と見なされ、病気の進行を抑えられなくなります)
成功率を上げきったうえで飛び込む行為を、挑戦という
無謀なチャレンジしませんでしたか?
「後ろの扉を閉めてこそ、人は前向きに挑戦できる」
そう思っていると、何が危ないか。
- 失敗リスクに気づいても引き返せない。
- 背水の陣で負けたら、死ぬしかない。
前書きの例で言えば、医療知識のない家族が必死に有効な治療法を探し、オカルティックなものから学術的に間違いない解決法まで、ピンからキリまで調べてきました。
ものによっては実施例が少なく、施術できる医師もいるんだかいないんだかという状態です。
ただ、その手法によって治癒した明確な記録がありました。
この時、家族が頑張って見つけてきた可能性だからと、それに頼りますか?
家族批判する気は無いですが、ここで言いたいのは、
「もうちょっと頑張って調べたら、成功率上がる方法がわかるんじゃない?」
ということ。
私も含め多くの人が、これなら上手くいく!という手法を見つけると、リスクの最小化を待たずにそれを実施してしまう傾向があります。
実際それで上手くいくならいいのですが、大抵そういう見切り発車は後で泣き目を見る結末を辿りがちです。
「挑戦した結果上手くいった事例」の裏にある真実
私たちがメディアでよく見聞きすることに、
- 「失敗を恐れずやる」
とか
- 「何でも挑戦してみる」
ということがあります。
まあ、実際それで成功している人の意見なので事実なのですが、忘れてはいけないのが、
- 「過去たくさんの人が挑戦し、散っていった」
ということ。
これもまた紛うことなき事実です。
しかし、そんな話を聞く機会の方が少ないですね。
何故でしょうか。
歴史を見ればその答えはよく分かります。
というのも、
「挑戦のうえ散り、死んだか何かして、挑戦したという事実そのものが残らなかったから」
というのが世の中の隠された真実です。
「やっぱやめとけば良かった」
と聞くことがあれば参考になりますが、失敗して死人になった人からそんなこと聞けないですよね。
実際、何かに挑戦している人はごまんといました。
ただ、成功者しか歴史上の表舞台で語る機会に恵まれないし、発言が表に出てこないので、
「成功の秘訣は挑戦したことだった」
と言ったとしても、失敗した人からの意見が聞けないので、挑戦したから成功したという論理が完全ではないことに気が付かず、大衆のミスリードに繋がってしまうのです。
これを上手く使って大衆扇動している代表格が、いわゆる自己啓発系のコンテンツですね。
「成功は挑戦から始まる。そして踏み出した者だけが成功者となる」
というのが彼らの主張ですが、事実の一部をハイドしているいい例なのがお分かり頂けると思います。
医療の現場なら、失敗=死ですから、なおのこと無責任なことは言えません。
失敗しないレベルまで対策すれば、あとはだいたい上手くいく
あなたが一世一代の決断をすることになった時
- 成功率を100パーセントまで引き上げられる
としたらあなたはどうしますか。
逆に言うと、絶対に失敗しません。
不治の病に思える病気でも、治癒の可能性を高めることだけは、唯一、私たち一般ピーポーでも出来ます。
取れる選択肢の中から、これなら失敗の可能性が少ないだろう!といえるものを見つけ出し、最後の数パーセントは天に運命を委ねる。
そこまでしないと極論、大抵の事は途中で頓挫してしまうのです。
終わりに
ちゃんと対策しましょう!
というのが今回のまとめになるのですが、おわかりいただけましたか?
チャレンジしたから成功した。
その言葉はチャレンジして死ななかった人が発した言葉でしかないことで、チャレンジした人全員が成功者になったということではないことを胸に刻み、極力リスクを最小化して物事に取り組んでいきましょう。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
(・ω・)ノシ