現世の館 (うつしよ の やかた)

世の中の「正解や常識」を水平思考で考え直すブログ

ブログの概要説明

このブログでは、世の中にある各テーマごとの隠れた真実を炙り出すため
 ・「水平思考で可能性を列挙」し、
 ・「ロジカルシンキング」
によって深堀りしていきます。

可能性を列挙する際に、背反する事象を同時に取り上げることがあります。
(同時に起こりずらいと考えられる事象「A」「B」を仮に同時に起こると仮定したら、という考え方をするということ)

前書きと本文見出しを先行公開していますが、見出しレベルでも内容が分かるように記述する予定です。内容までしっかり読みたい方は、「完成版」タグがついた記事をお探しください。

進次郎構文への世間の反応から読み解く、バズるメッセージの構成要素

前書き

実は私、Twitterをやらないもので、進次郎構文というものをつい先日職場で知りました(笑)。

まとめサイトで、その構文とやらを見ると、真っ先に出たのが

「このままではいけないと思います。だから日本はこのままではいけないと思います。」

でして、

「あー、なるほどね笑。言いたいことはわかったけど、伝わりきってないやつだわコレ」

というのが初見の感想でした。

とはいえ、読み進めていくと、その構文の中にある

「そもそもなんでこんな構文がバズることになったか」

という理由を垣間見ることが出来ました。

今回はそんな進次郎構文を上手く転用し、私たちが使う時にはより強力なコンテンツとするための方法を考えていきます。

 

目次

 

なんだかんだ言っても、バズれば勝ち

進次郎構文として世に広まった小泉進次郎氏のメッセージの共通点

わかりやすい言葉だけ使っている

進次郎構文の特徴は

  • 中身はないが難しい表現もない

という点に現れています。

四字熟語や慣用句をあえて使っていないので、分からない表現があるせいで聞いて貰えないといったリスクが軽減されています。

意味がわかりやすく、多くの人に理解されている表現を使うからこそ、かえって当たり前と言われるのかもしれませんね。

ただ、意味はわかりやすいものの、

  • 「で、どうするの?」

の部分をもっと詰めてもらった方が聞き手は安心です(笑)。

 

記事の見出しになるように発言している

発言をいくつか見ていると、育休取得時の記者会見での

「育休だけど休みではない」

という発言がクローズアップされていました。

会見では進次郎氏がこれに続く説明をしているのでしょうが、この発言だけでも何が言いたいかは想像できます。

とりわけ会見の場であれば、その後に報道というフェーズが待っており、記者はVTRやテロップの準備をすることになります。

記者の目線から見ると編集が大変なだけに、見出しにしやすいことを言ってくれるなら占めたもの。

憶測ではありますが、そういった部分を見越して、

  • 男性政治家には珍しい育休取得

をメディアに取り上げて欲しいため、

「育休だけど休みではない」

とメディアの見出しにしやすく表現し、本題に入ったのだと考えられます。

 

発言ではなく本人に対する賛成票を集めている

進次郎構文の大きな共通点として

  • 当たり前すぎて賛成も反対もない

ということが挙げられることは先程も書きました。

これは逆に、進次郎氏を応援する人からすれば、発言全てが全力肯定できるということになります。

進次郎氏に投票者の心理が分かるのかは知りませんが、彼を盲信している思考停止な人は

「ああ、進次郎いいこと言ってるなー」

と票を入れることでしょう。

 

カルト臭を全力排除している

時は遡り平安時代あたりは

  • 信じれば仏が極楽浄土へお救いくださる
  • 仏心に念仏を唱え祈ればたちまちに幸運が訪れる

という、現代では宗教すぎてヤバい物扱いされている概念が、常識として定着していました。

一部の政治家や右左に極端な人達は、未だに宗教的なフレーズをポスターに掲げて活動しています。

しかし進次郎氏は、発言に宗教的な考えを滲ませていないことが、構文から読み取ることが出来ました。

政治家の中でも若い方ですから、現実主義的な部分もあるだろうし、単純に無信教者という可能性もあるでしょう。

(間違ってたらすみません(笑))

ただ、政治家の中でも若いが故に、若者からの視線を受けやすいということは間違いありません。

それを見越しているなら、宗教チックな発言を避けているのは、ごく自然なことだと思います。

なんせ若者ほど宗教が嫌いですから。

 

私たちが進次郎構文を有効利用するとしたら

感情を伝えたい時

日常会話の話なので、ここでは流行語は一旦脇に置いておきます。

私たちが自己表現する際に、よくあるのが、オブラートに包んでしまうという点です。

  • 何となく察して欲しい
  • 気づいて欲しい

という、願望があるにもかかわらず素直に表現出来ないパターンは、多くの人に経験があるのではないでしょうか?

その時の進次郎構文の作り方としては、

  • オブラート+本音

という構図が考えられます。

「せっかくオブラートに包んでるのに、ホンネでちゃってるよ!」

と思うかもしれません。

実は、アサーションのテクニックに、

  • クッションフレーズ

というものがあります。

これは、いわゆるNo thank you.のthank youに当たる部分を指しています。

(「ありがとう。でもいらないよ。」というのがノーサンキューの意味であるため)

同じように、see you againも、何故againとつけるかといえば、

「また次もあるから、今日はここでおしまい!」

ときっちり区切るためです。

相手へのある程度の配慮のうえ、きっちり言い切るということを、進次郎構文的なわかりやすさを踏まえて心がけると、意思疎通が図りやすいと考えられます。

 

相手の意見のニュアンスをそれとなく測りたい時

仕事は定年まで勤めてなんぼだろ

なんてよく、職場のおっちゃんや家族の誰かが言う訳ですが、こういった例であれば、

  • 年金もらえるまでは働かないとですもんねー

というフレーズで返すと、それとなくニュアンスを確認できます。

実は年金は必ずしも65からしか貰えない訳ではありません。

特にこれから定年を迎えていく人達には

  • 65から年金を貰うパターン
  • 70から年金を貰うパターン

などのバリエーションがあります。

さらにいえば、令和の新卒社会人なら定年は70まで引き上げられている場合もあり、

  • 75から年金を貰うパターン

も想定しておく必要があるのです。

もし、先程のフレーズで、70まで働かないとダメだと返されるようなら、その人は

  • 仕事=美徳
  • 無職=怠惰

という価値観の上で生きていることになります。

逆に、フレーズに対して肯定的な反応が返ってくるなら、その人は

  • 安定=美徳
  • 不安定=罪

といった価値観の持ち主だと考えられます。

全く同じフレーズを使ったのに相手の価値観をそれとなく確認できるだけでも、その人の職業観や金銭感覚を推し量る材料になるため、意外や意外、進次郎構文も使いどころがあります。

 

終わりに

昭和の団塊世代やロスジェネ世代がようやく退職したかと思えば、忖度社会の佳境に入り、昭和末期のバブル新撰組(俗に言う頑張らなくても生きられた世代)が高官や役員になってきたことで、上司部下関係も横暴になってきている部分が増えてきました。

中間管理職も平成の大不況真っ只中で仕事をしてきた人間ですから、次、これが出世すれば同じように、俺の時代はこうだったと横暴な上司になる可能性は十分指摘できます。

進次郎構文はわかりやすい作りである上に、ダブルミーニング、トリプルミーニングを作りやすい構図でもありますから、これを上手く使って、上司の意見を引き出したり、こちらの意見を飲ませたりすることが、令和の若者にとってのひとつの処世術となるように思います。

この情報が1人でも多くの人の役に立てれば幸いです。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

「エアプ」ほど好き勝手言う心理から考える、机上の空論で済ませることの危険性

前書き

ニコ動の「未プレイ多すぎワロタ」コメント

ニコニコ動画でも、YouTubeに転載されたコメ付き動画でもゲーム動画によくあるのが、エアプ勢に対する煽りの

  • 「未プレイ大杉」
  • 「未プ勢ワロタ」

みたいなコメントですが、

  • 投稿者のプレイに逐一いちゃもんつける
  • ゲーム進行上実行不可能な動作をコメントでウザイほど指示
  • クリア自体は簡単なのに操作を見て神プレイと勘違いする

など、既プレイの人からすれば、

「好き勝手言ってる割に、やっていれば分かるはずのことが、全然わかってないんだよなー」

という感想をコメントにしたものです。

スマホのパズル系ゲームの広告で、demoプレイが壊滅的に下手くそなのを見て、

「こんなヘマしねーよJK(常識的に考えて)」

と思った手前、実際やってみると、操作できると思っていた場所が全く動かなかったり、思っていた手順と違ったりで、密かに赤っ恥かくのと似ているかもしれませんね(笑)。

今回はこのエアプにまつわる心理学について考察していきます。

 

目次

 

机上の空論の8割は不正解

やったことがないと、性に合うか分からない

私たちが普段目にするノウハウの数々は、成功者の特性などをまとめたものなので、統計的には正解です。

しかし、自分の実情と噛み合うかどうかという単一指標で考えると、

  • やってみるまでできるかどうか分からない

ということが往々にしてあります。

統計的に有意だとしても、所詮は確率論ですので、確率でそれに当てはまらない人もいるので、確かめ算として、実際にやってみる必要があるのです。

 

思いて行わざるは即ち暗し

○○心理学だろうとメンタリズムだろうと、使えるかは実証しないと分からない

例えばあなたが恋愛テクのメンタリズムを使うとしましょう。

統計的に有意なテクとして認知的不協和というものがありますが、それをどう、自分と意中の異性との間に成立させるかとなると、これはあなたが実際にやってみる他ありません。

効果がないノウハウを、多くの

  • 「成功法則"未プレイ"」

の方々が巷の商材や本を介して紹介しています。

だから、そんなものを読んでも読書数が1増えるだけで一銭の価値もないし、一向に幸せな未来へと進むことが出来ないのです。

 

行いて思わざるは即ち危うし

偶然上手くいった手法をまとめただけのエセノウハウたち

YouTubeあるある:ほぼ屁理屈な成功法則動画

「成功法則を紹介するなら、あなたがそれで成功する様を動画に撮って、うpすればいいじゃん」

成功法則動画を見るたびに私はいつも思います。

私たちは、成功者と言われる人の話を聞く機会が、良くも悪くもある訳ですが、それらは成功し、振り返ってみて思ったことを聞かされているに過ぎません。

  • 現在進行形で成功中です!

という人が圧倒的にいない中、成功した後の人がごまんといるのは何なんでしょうか?

世の中には不思議なノウハウもあり、

異性と性的な話をして盛り上がれば、認知的不協和から相手を惚れさせることができる

という、頭のネジが3本くらいぶっ飛んだ恋愛商材もあるくらい、

  • 言うだけならタダ

みたいなノリを悪用して多くの人には真似出来ないようなノウハウを語る恋愛マスターは数多く居ます。

もちろん成功した実例があるから動画としてまとめているのでしょうが、自分が上手くいったやり方を紹介するだけでは、他人が同じように成功する保証がない以上、不親切なのです。

それを知ってか知らずか、善人面して

  • こうすればいいのになんでみんなやらないんだろうね

みたいに言えるのは、頭の中がお花畑で散らかってるとしか言うことがありません。

 

PDCA」を通して実践すれば分かること

ビジネス書の中で有効な手法は数える程しかありません。

その有効手法のひとつにPDCAサイクルというものがあります。

  • Plan
  • Do
  • Check
  • Action

 このサイクルは上の4つの手順から成り立っており、これは私たちの人生において

  • 計画を建て
  • 実際にやってみて、
  • どうだったか振り返り、
  • 改善計画を建てた上で再度実行する

ということを表しています。

いわゆるトライ&エラーのことを、ビジネス書っぽくするために、小難しくPDCAと言い換えたものです(笑)。

ただ、これらの手順はしっかり要点を理解した上で行えば、瞬く間に成功のサイクルを作り出すことに繋がります。

 

PDCAにかけるウエイト

計画する前にちょっとだけ体験し、代案含めDoまで決めておく

計画倒れは、実践内容の全体像が体感できてないから起こるため、結構な頻度で

  • 想定より大変だから挫折した

ということが起こります。

また、スケジュールは根詰め過ぎず、スカスカ程度を目指すことで、万一不測の事態で運びが悪くなっても余裕を持たせられるようにしましょう。

数割できりゃ良いというマインドでバッファを儲けることが大切です。

上手くいかなかったらハイ終了ではありませんから、もし上手くいかなかった時のための代案として、次のDoまで考慮した計画を作ることも重要です。

 

終わりに

軽くやってみることが、思いてやらざることへの対策になり、PDCAを意識することで、行動してそのままおしまいとなることを防ぐことに繋がります。

エアプは好き勝手言えて気持ちいいは気持ちいいでしょうが、人生レベルで1番いいのは、自分にとってつぶしが効くことをひとつでも多く体験することだと思います。

軽くでもそれを経験しておくことで、いざ本格的に何かを始める時の、検討指標として機能しますから、やるだけ損はありません。

ぜひ多くのことにかるーく着手して、つぶしの感覚を掴んで欲しいと思います。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

直近60年の人間心理の歴史から紐解く、心理学の発展と人類の衰退

前書き

 世の中には、心理学を使ったいわゆる

  • 相手を動かすテクニック

が沢山存在しています。

 それは一昔前であれば

  • 厳しい言葉をかけて叱咤激励し、他者を鼓舞すること

としてつかわれたり、現代では、

  • 相手がまるで自ずから行動を起こしたかのように錯覚するくらい、それとなく心理誘導して、自分の望む結果を得るテクニック

として使われたり、その変遷はこの数十年で激しく、そして陰湿になったように思います。

 今回は、人を動かす心理学という超強力なプロパガンダが、何を源流としていて、これから先どのように発展していくだろうかということを考察していきます。

 

目次

 

言うことを聞かせる心理学とは

 暴力、圧力、脅迫など、物理的にも精神的にも相手を圧迫し、相手の立ち位置を強制的に変えさせる心理学が、平成後期(H20年以降)からの社会問題となっています。

 スマホの台頭によって、誰でも暴力や暴言の現場を押さえることが容易になり、簡単に告発できる世の中になったのも要因です。

 それでもなお、このような心理学が平然と使われているのでしょうか?

 ひとつは、説得より圧力の方が簡単に人が動くからです。

 例えば陰湿な例だと、

  • 養う家族がいる手前、嫌な仕事でも断ることが難しいことを悪用して、上司が部下に仕事を押し付ける

というようなものです。

 このように、酷いと悪質なパワハラと言われるものもありますが、普段はもっと分かりにくい形で世の中に蔓延しています。

 このテーマを機に

  • 人が他人を動かそうとする時、どのような心理学を使ってきたか

その変遷を今一度整理してみましょう。

 

私たちの心理学の変遷

"社会進化論" と "フロイト"

 皆さんは

という単語をご存知でしょうか?

 現代では間違った論理であるとし、日本では死語になりましたが、残念なことに、その思想は日本社会に根強く蔓延ってしまいました。

 これはなんなのかというと、まずダーウィンの発表した進化論が「自然淘汰の積み重ねにより、自然界で生き残れる遺伝的形質を持った個体のみが生存し、現代まで優秀な遺伝子が紡がれてきた」という理論であることを応用したものです。

 つまり進化論を人間社会の縮図に適用した考え方を指します。

 人間にもまた社会適合という観点で優劣があり、優秀な人間だけが後世に歴史や遺伝子を紡いでいくことにより、社会は発達していくのだという理屈が、社会進化論の基本的な考え方となっています。(『残酷な世界で生き残るたった一つの方法』, 橘玲, 2015)

 

 また、別な方面で人間の心理を紐解く研究をしていた精神医学の研究者にフロイトがいます。

 彼は患者に無意識に浮かび上がる言葉を声に出させる自由連想法による精神障害治療を行う手法を発表し、世界的に有名な心理学者になりました。

 ESとかエゴ、超自我などのワードを何となく聞いたことがある方も多いかと思います。

 高校の倫理学の授業でも、今は無きセンター試験でも普通に出てくる分野なので、一般教養として覚えておいて損はありません。

 ただし、フロイト精神分析における価値観には

「外向的な気質であることが正常な精神状態であり、内向的になるのは心理的疾患によるものだ」

という考えが根底にありました。

 フロイトは、精神病が内から来る反社会的な欲求をもとに湧き上がる不安や強迫観などのネガティブな妄想から来ていると考えていました。(詳しくは高校の倫政の参考書をお求め下さい)

 当時は

  • 内向的だからネガティブになりやすい
  • ネガティブに考えるうち内向的になる

というのがどちらが正しいのかは大した問題ではなく、

  • ネガティブな精神状態が続くなら、それに関連する気質はすべからく悪なのだから、何とかして治療しよう

という価値観があったことも要因でしょう。

 しかし、現代の精神医学では、内向的か外向的かは単純な心理特性でしかないという研究がメジャーになってきています。

(『内向型を強みにする ーおとなしい人が活躍するためのガイドー』, マーティ・O・レイニー &務台夏子  ,2013年 , パンローリング株式会社 )

 そのため、心理学会でもフロイトの心理学は間違いだったのではないかという考えを持つ人が多くなったそうです。

 

 そもそも、内向的な人は世界人口の25%しかいない、ただでさえ少数派な存在なのに、陰キャとか言われるわけですから、

  • 無口で陰キャなあの人は、周りと違ってなんか精神的におかしいんじゃない?

と言われるのは、多数派社会な当時から当たり前のことだったかもしれません。

 

 というわけで、ここまで、

を取り上げました。

 現代の自己啓発や、人を動かす心理学は、戦前のこのふたつの間違った理屈をベースに作られたと言って、8割がた間違いありません。

 以降の章では、その弊害がどのようにして現れていったか考察していきたいと思います。

 

西部開拓時代(米国開拓時代)

 西部開拓時代、ヨーロッパ諸国の白人がアメリカに移民として続々入ってくる中で、先住民だった黒人達は、奴隷として扱われるようになったのは世界史的に有名な話です。

 ここで、先程の社会進化論が発揮されることになります。

  • 優秀で文化的な生活を送るヨーロッパ諸国出身の白人が、未だに非文化的な農耕生活を送るアメリカ先住民を従え、正しく文化的な方向に導くことは、アメリカ社会にとってより良い事だ。

という、社会進化論からくる人種優劣説が始まったのです。

 これが現代で言われる、人種差別の原点と言われています。

 社会進化論に基づく人種優劣説は当時の西部開拓時代の権力者には広く好評でした。

 白人である、ただそれだけで自分の優位性を無条件で示せるし、黒人である、ただそれだけでレッテルを貼ることができたからです。

 そうやって白人は黒人を奴隷とする理屈を作り上げたとされています。

 

 現代では、この社会進化論の考え方だけが消え去り、単純に

  • 白人は優秀
  • 有色人種は無能

というラベリングだけが残りました。

 多分もう、現代社会では、テレビもメディアも、差別する側もされる側も、なぜそんなラベリングがされるようになったのか、よく分かってない人が大多数になっているのではないか?

というのが館長の考察ですが、歴史を正確に紐解くにはまだ時間が必要です。

 

『思考は現実化する』の裏側にあった差別主義者の思惑

 アメリカの鉄鋼王と言えば、

ですね。

 カーネギーは、ナポレオン・ヒル

  • ある書籍

の執筆を依頼しました。

 世界初の成功哲学でお馴染みの『思考は現実化する』(原著:『Think Grow and Rich』)です。

 『思考は現実化する』の中で、ナポレオン・ヒルカーネギーの鉄鋼王と呼ばれるまでの道のりを記すと共に、その考え方を掲載しました。

「そぉれがどうしーた?ぼくド〇えもん」となった人も多分居ないと思いますが(笑)

 何が問題だったかというと、カーネギーは、その思想に社会進化論を掲げていたということです。(これは当時の本人へのインタビューや書籍に証言がある、有名な話)

 なので、『思考は現実化する』というあの超有名な成功哲学本は、後世に社会進化論という差別主義を残す要因となっているトンデモ本である可能性が浮上してくるのです。

 今となっては当事者が生きていないので真偽が分かりません。

 しかし少なくとも現代版の『思考は現実化する』に社会進化論の要素が入っているならば、差別が無くならない一因はここから来ていると指摘を受けるのも時間の問題でしょう。

 

 

暴力から脅迫へ

戦時中重要視された大衆扇動

 大衆扇動というと仰々しいですが、一言でいえば、

「より多くの人が反応する言い回し」

ということです。

 元はイギリス発祥の扇動師(メンタリスト)が使うテクニックだったとメンタリストDaiGoが自身の動画で紹介していましたが、勘の鋭い方はお分かりだと思います。

 そうです。大衆扇動という単語自体も、より多くの人が「なんだなんだ?」と惹き付けられるパワーワードになっています。

  • 「人を動かす」

ということに何ら変わりがないのに、

  • 「大衆扇動」

と言い換えるだけで多くの人に対して訴求できる「言葉の持つニュアンスの強弱」を上手く使って人身掌握するのが、いわゆる大衆扇動の技術のひとつです。

 この技術を行使した時代こそが、かの第二次世界大戦時です。

 某独裁者や某国政府が人民の行動を都合のいい方向へ誘導した事例が、最も残っているのがこの時代です。

 裏を返すと、大量の人間を間違った方向に誘導した心理学とも言え、ダークヒーローよろしく、このテクニックを正義のために使うのは少々の工夫では容易ではないでしょう。

 炎上なんてものはその最たる例で、全くためにならない使われ方の代表例です。

 

 ちなみに、メンタリストDaiGo氏が定義するメンタリズムにも大衆扇動の流脈がありますが、氏曰く

「某独裁者が使った洗脳の技術は確かに悪いメンタリズムと言えるが、人の役に立ちたいと願って使う良いメンタリズムもある」

ということらしく、要はスターウォーズのフォースみたいに、使い手の感情によってよく使われたり、悪用されたりする、幅のあるものというのが、一般解釈のようです。

 

脅迫から強制へ

戦後盛んになった2つのビジネス心理学
人を操る心理学VS人から操られないようにする心理学

 資本主義社会が世の中に浸透し、お金で大体のことは解決できるようになると、お金のためなら何でもするという考えの持ち主も現れるようになりました。

 人を働かせ報酬のほとんどは自分がいただく、資本主義のやり口の特徴上、如何にして人を操るかが焦点となりました。

 この前提に基づいて作られた数々の人を動かす心理学、人間心理研究の論文が、現在の「自分ファースト社会」を作り上げました。

 逆に自分ファーストな存在から身を守るための言い返し方、倍返しの仕方、護身の心理学も開発されました。

  • 誰でも動かす魔法の矛
  • 誰からの強制も受けない盾

ふたつの相対する心理学が世の中に蔓延したことから、人間関係は心理戦というの醜い応酬に変化するところとなりました。

 

 昭和史から続く悪しき恋愛関係の雑誌ではとりわけ、如何に彼氏・彼女を意のままにするかが取り上げられ、

  • ファション雑誌
  • コスメ用品
  • 美容業界

仕舞いにはデートコースにまで、自分を優位にするための心理学が蔓延ることになったのは、みなさんもひしひしと感じているはずです。

  • 恋愛心理学と称したヤリチン正当化テク

が公然と広まり、男女の人間関係も、

  • ヤルかヤラレるかの心理戦

という形で戦いの火蓋が切られたのです。

 今や結婚より恋愛、恋愛よりセックスが大事だと、まるで常識を語るような口調で言う人も多くなりましたね。

 恋愛もセックスもファッション化し、恋愛や結婚における無上の愛は、脆くも綺麗事として扱われることとなりました。

 

希望を生まない心理学のたった一つの共通点

 ここまでの心理学は全ては刺激反応理論(SRT: stimulus response theory)というジャンルに分類されます。

 相手の反応の規則性に素早く合わせ、3手詰み5手詰みの如く相手を嵌めていくものです。

 暴力や暴言によって人の本能的な従属心を刺激し、反抗できないようにするというのが一般的な使われ方のようです。

 現代での洗脳心理学にもSRT心理学を悪用した例があり、

  1. ターゲットに、自分たちへの興味関心を抱かせる
  2. 生涯年収・年金・自己実現に必要な資金などの話をして、将来への不安感を煽る
  3. 当たり前のことを力強く言うことで、お前の心は読めていると洗脳相手に認識させる(プッシュステートメント
  4. 世に広まっていない、お金や経済の知識を与えて、正しいことを教えてくれる人と洗脳相手に認識させる
  5. この人に付き従うことで、自分は望むものを手に入れられると錯覚させる

 このステップで相手の心を掌握し、ターゲットを奴隷のように扱うという共通点があります。

 

言うことを聞かせる心理学

 暴力、強い言葉・脅迫など、物理的にも精神的にも圧力をかけて、相手の立ち位置を強制的に変えさせる心理学が、現代の社会問題となっています。

 では、逆にひと昔前までは、このような心理学が平然と使われているのに、なぜ許されていたのでしょうか?

 ひとつは、圧力をかけるより簡単に人を動かす技術が使われるようになったからでしょう。

 

強制から誘導へ

理解させ行動を促す心理学の台頭

 コーチングに代表される人を動かす技術は、相手に理解を促し、行動を動機付けることで、自分の望む結果を引き出すことを目的にしています。

など、相手を自発的に行動させるためのノウハウが盛んになり、それを題材にしたセミナーも開かれるようになりました。

 

誘導から洗脳へ

恋愛心理学から勃発した、雌雄冷戦

 人を恋に落とし、自分の意のままに恋人を作り、結婚相手にふさわしいか冷酷に選別していく。

 ビジネス心理の発展系として誕生した恋愛心理学は、愛情を感じない冷たい心のまま、人との暖かな関わりを作り出すという矛盾を作り出しました。

 男女の色恋を利用して金儲けする人間が

恋愛心理学の本来あるべき姿:すなわち男女の睦まじい関係性

それとは程遠いものを生み出しました。

  1. 恋愛心理を突かれ、知らぬ間にヤリチンの虜になり食い尽くされる女
  2. それを見て自分も騙したくなる後発のヤリチン勢
  3. 逆に恋愛心理を使う女は、港区女子と称され
  4. 男女の関係はまさしく騙し合い合戦

 これで少子化が解消できるなら今すぐ止めてみろよと言いたい。

 まあ土台無理ですかね(笑)。

 

どこまで行っても人を動かすことは変わらない

 コーチングや教え諭すことを

  • 争うことも傷つけることも無く人を動かす技術

と言えば聞こえはいいです。

 しかし、使う人間の根底にある心理に

  • 相手に行動してもらいたい
  • 相手に変わってもらいたい

という、人を動かす前提がある限り、それに絡む問題が解決することはありません。

 

 相手を心理誘導することによって、自分の思う結果を引き出すという点では、人から愛情を受けることも技術としては可能です。

 ですが、心理誘導で愛情をかけてもらうよう仕向けたとしても、その結果、深い愛情を感じることが出来ますか(出来ましたか)?

 普通は感じられないはずでず。

 なぜなら、相手が自発的にあなたを愛した時に受ける印象とはまるで別物だからです。

 

 この世には誰の愛情も受けられず、金さえあれば人からたくさん愛されると思っている数多の経営者、投資家がいます

 彼らがいつまで経っても、誰からも愛されず後ろ指指されるのは、人を動かすことの何たるかを履き違えていることから来ていることをよく覚えておきましょう。

 

 

心理学のパラダイムシフト

あえて力を使わないという選択

力を行使するのは弱さの裏返し

 私たちの周りの様々な心理学は、私たちが自分都合の結果を引き出すために作り出したものです。

 小手先の大衆扇動で得た信頼関係にはいつか終わりが来ます。

 令和のダイバーシティ社会の実現のためには、相手に変わってもらうのでは無く、自分が寄り添うしかありません。

 そのためには、あえて心理学は使わないという、勇気ある選択が必要なのではないでしょうか。

「己がひ弱さ故、力を欲す」

 かつて君子と呼ばれた人達は、ことをなすには武力ではなく知性が重要だと説きました。

 現代に意訳するなら、

「相手をコントロールすることに力を注ぐよりも、自分の品性を磨くことが1番大事」

ということなのかもしれません。

 品性が人望となり、人望が数の力となる。

 この力強い結び付きが、ただでさえ薄っぺらいネット社会では、とりわけ重要なのではないでしょうか?

 

おわりに

 今回はこんな感じですが、いかがでしたか?

 心理学の歴史は必ずしも精神科医が作り出したものでは無いし、精神科医ですら間違った知識を世に広めてしまうこともあります。

 とりわけ人を動かすという、主従関係と紙一重な行為は、時として乱暴な理屈が絡んでくることもあります。

 私たちは、できる限りちゃんとした知識を得て、自分は間違っていないと信念を持てる状態にしておくことが求められているように思います。

 ある意味それが自信にも繋がってくるし、自信からくるモテ要素にもなってくるのだと思いますので(笑)、注意して生きていきたいところです。

 

それではまた次回の投稿でお会いしましょう。

(「・ω・)「ホイ

 

 

失敗しない生き方が出来る=最強

前書き

ちょっとしたケーススタディをしてみましょう

  • あなたは健診の結果、内蔵に陰があることがわかりました。
  • 精密検査の結果、ガンが複数箇所にあり、いつ転移してもおかしくない状況を知らされます。
  • 輪をかけて酷いのは、治療が困難な位置にあり、外科手術も困難だということ。
  • ちなみに宣告された余命は3ヶ月です。

この状況で生き延びるために、あなたはどんな選択をしますか?

というのが今回の設問です。

今回はこの前書きがとても大切になるので、しっかり考えてから本文を読んでみてください。

 

目次

 

何事も成功率を高めた上で

医療の現場の極限状態を例にとり、読者の皆様には考えていただいたと思います。

ちなみに、難しすぎて考えられない人のために参考として、以下の条件をつけます。

  • トンデモチートが発現しました。情報を集め決断を下すまで、病気の進行を完全に止めておくことができます。そのため、生き残る確率を上げるための調査にどれだけ時間をかけても、その間は死にません。(ただし、決断しないまま放置すると、「決断しないことに決めた」と見なされ、病気の進行を抑えられなくなります)

 

成功率を上げきったうえで飛び込む行為を、挑戦という

無謀なチャレンジしませんでしたか?

「後ろの扉を閉めてこそ、人は前向きに挑戦できる」

そう思っていると、何が危ないか。

  • 失敗リスクに気づいても引き返せない。
  • 背水の陣で負けたら、死ぬしかない。

前書きの例で言えば、医療知識のない家族が必死に有効な治療法を探し、オカルティックなものから学術的に間違いない解決法まで、ピンからキリまで調べてきました。

ものによっては実施例が少なく、施術できる医師もいるんだかいないんだかという状態です。

ただ、その手法によって治癒した明確な記録がありました。

この時、家族が頑張って見つけてきた可能性だからと、それに頼りますか?

家族批判する気は無いですが、ここで言いたいのは、

「もうちょっと頑張って調べたら、成功率上がる方法がわかるんじゃない?」

ということ。

私も含め多くの人が、これなら上手くいく!という手法を見つけると、リスクの最小化を待たずにそれを実施してしまう傾向があります。

実際それで上手くいくならいいのですが、大抵そういう見切り発車は後で泣き目を見る結末を辿りがちです。

 

「挑戦した結果上手くいった事例」の裏にある真実

私たちがメディアでよく見聞きすることに、

  • 「失敗を恐れずやる」

とか

  • 「何でも挑戦してみる」

ということがあります。

まあ、実際それで成功している人の意見なので事実なのですが、忘れてはいけないのが、

  • 「過去たくさんの人が挑戦し、散っていった」

ということ。

これもまた紛うことなき事実です。

しかし、そんな話を聞く機会の方が少ないですね。

何故でしょうか。

歴史を見ればその答えはよく分かります。

というのも、

「挑戦のうえ散り、死んだか何かして、挑戦したという事実そのものが残らなかったから」

というのが世の中の隠された真実です。

「やっぱやめとけば良かった」

と聞くことがあれば参考になりますが、失敗して死人になった人からそんなこと聞けないですよね。

実際、何かに挑戦している人はごまんといました。

ただ、成功者しか歴史上の表舞台で語る機会に恵まれないし、発言が表に出てこないので、

「成功の秘訣は挑戦したことだった」

と言ったとしても、失敗した人からの意見が聞けないので、挑戦したから成功したという論理が完全ではないことに気が付かず、大衆のミスリードに繋がってしまうのです。

これを上手く使って大衆扇動している代表格が、いわゆる自己啓発系のコンテンツですね。

「成功は挑戦から始まる。そして踏み出した者だけが成功者となる」

というのが彼らの主張ですが、事実の一部をハイドしているいい例なのがお分かり頂けると思います。

医療の現場なら、失敗=死ですから、なおのこと無責任なことは言えません。

 

失敗しないレベルまで対策すれば、あとはだいたい上手くいく

あなたが一世一代の決断をすることになった時

  • 成功率を100パーセントまで引き上げられる

としたらあなたはどうしますか。

逆に言うと、絶対に失敗しません。

不治の病に思える病気でも、治癒の可能性を高めることだけは、唯一、私たち一般ピーポーでも出来ます。

取れる選択肢の中から、これなら失敗の可能性が少ないだろう!といえるものを見つけ出し、最後の数パーセントは天に運命を委ねる。

そこまでしないと極論、大抵の事は途中で頓挫してしまうのです。

 

終わりに

ちゃんと対策しましょう!

というのが今回のまとめになるのですが、おわかりいただけましたか?

チャレンジしたから成功した。

その言葉はチャレンジして死ななかった人が発した言葉でしかないことで、チャレンジした人全員が成功者になったということではないことを胸に刻み、極力リスクを最小化して物事に取り組んでいきましょう。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

(・ω・)ノシ

無能な上級国民から教訓を得る、リバウンドコロナショックを防ぐために全国的に行うべきこととは?

前書き

ついに新型コロナウイルス感染者が全国的に減少傾向に向かってきました。

それに伴い政府は、感染者0人を達成し続けている都道府県から順に緊急事態宣言の解除を行うことを発表しました。

が、ニュースでもよく取り上げられるとおり、自粛を促す意図で続けていた緊急事態宣言を解除すれば、また新たなクラスターが発生する可能性が高くなります。

いわゆるリバウンドコロナショックが起これば当然、自粛要請をし直す必要が出て、元の木阿弥です。

今回は、リバウンドコロナショックを防ぐために必要なことを中心に考えていきます。

なお、新型コロナウイルスの動向については、厚生労働省HPをご確認ください。

 

目次

 

都道府県で足並み揃わない項目

  • 緊急事態宣言解除時期の見通し
  • 教育格差是正
  • 9月入学制導入?

 

地方では実行不可能な、大阪モデル

地方も生活上、絶対に家から出る必要がある人が多いのが実情です。

スマホの位置情報で自粛率を測り、異常値が出れば規制も検討するにしても、言いたいことは、

「大阪ちゃうねん。家1人しかおらんし、世帯の代表1人が出たら留守やぞ自分。」

という世帯がどれほど多いか理解していますか?ということ。

もちろん大阪モデルを全国に適用しますとは誰も言ってませんが、そうなっても実行は不可能でしょう。

 

緊急事態宣言解除の反動

  • 恐らく解除した地域に人が流入する。
  • 都道府県別に解除するなら、隣県同士はより一層隔離し合わないとオーバーシュートする。
  • 「あ、もう大丈夫なんだ!」という誤解が新たなクラスターを作る。
  • 家族連れが続々感染する可能性は高い。(日頃からニュース無視して子供連れ回す親達ですから、、、)

 

示される方針に対し、行き届かない周知・・・

私たちの生活はコロナウイルスで一変しましたが、それに対して新しい生活様式の提言や、経済措置がなされました。

しかし、現在までにどのような措置・提言がされたか皆さんは説明できるでしょうか?

ちなみに少し前に政府から発表された感染症予防のための10の行動、覚えていますか?

本当は、この予防法を始め、経済支援等の措置内容について、TVやインターネットでの発信だけでなく、各世帯に書面での通知を行う必要がありました。

なぜなら、新型コロナウイルスの話になれば

  • TVでは水掛け論ばかり報道され
  • ネット・SNSはフォローしていないと情報が手に入らない

という、メディア機能不全を疑わざるを得ない実態があるからです。

本気で全国的に感染拡大を防ぎたければ、

  1. A4の紙に予防法や、給付金などの関連情報を記し
  2. 紙面を各世帯に無料配布し、
  3. 各家庭ですぐに閲覧できる状態を作る

というスリーステップを踏むべきです。

でもメディアは我関せずで、自分たちだけ感染防止のためにテレワークしている始末。

そして政府も協議が遅すぎて、各行政への指示が亀レス状態です。

これで緊急事態宣言を解除したらどうなるか。

安全地帯に居すぎて、想像力が低下した「おじいちゃん脳」の方々に、自分たちの生命を預ける選択は今すぐ捨てましょう。

明日コロナが発病して死ぬかもしれないのは私たち一般ピーポーなんですから…。

恋愛商材はダークサイド片道列車!?真のサムライ男子が身につけるべき本当の恋愛マインドセットとは?

前書き

単刀直入に書くと、どんなに優秀な恋愛商材でも、書いている中身は、実践者をダークサイド(ダークトライアド)におとしめます。

なぜなら、ほぼ全ての恋愛商材に共通するマインドセット

  • 自信を持て!
  • クヨクヨするな!
  • 持ってるものを全て活用しろ!

というものがあるからです。

私のブログを読む機会のある奇特な方はもしかしたら

「おやおや?もしかしてあの商材かな?」

と感ずいてるかもしれませんね?

今回は、

  • なぜ恋愛商材はダークトライアドを生み出してしまうのか
  • 今世紀の日本男児が身につけるべき本当の恋愛価値観とは何か

について書いていきます。

 

目次

 

ウルフ脳とポリス脳

人間の脳の構造は大きく大脳・小脳・脳幹の3つで構成されていることは、中学校の理科の授業で履修済みかと思います。(´・ω・`)

では、ウルフ脳とポリス脳は何かというと、それはここで言う、大脳のことを指します。

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ウルフ脳とポリス脳

大脳も大きくは2つの領域に分けることができ、それぞれ

と言います。

ウルフ脳とは、そのうち大脳辺縁系のことを指し、私たちの本能的な行動、いわゆる三大欲求などを司っています。

対してポリス脳は大脳新皮質を指し、人が理性的にものを考える時に働きます。

思考の大部分を司る前頭葉大脳新皮質の領域に入っており、大脳新皮質は私たちの大事な決断をするためには欠かせない部分なのです。 

 

出会いを求めるウルフ脳

ウルフ脳は、本能を司っている領域のメタファーですが、この

  • ウルフ

は基本的に感情の生き物です。

腹が減ったらQutta食ってくったー

したくなるのも、溜まったら発散したくなるのも、このウルフの気持ちによるものです。

 

ルール大好きポリス脳

ポリス脳は、世の中のルールや法則性を理解し、さらにそれを活用して問題解決に応用しようとする、脳のインテリ領域のメタファーです。

なので、基本的にこのポリスのパワーが強いと、頭の良い人とか、インテリとか言われるようになります。

また、大脳新皮質は自制心を司る領域でもあるため、ポリスらしい強い自制心は、本能のまま好き勝手しないようにウルフを押さえつけています。

 

異性へのアプローチ役ウルフVS法律モラル守りたいポリス

世の中のモテ男モテ子は何なのさ、という質問に一言で答えると、

「ウルフ脳優位型」

と言えます。

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ウルフ脳優位型

1000人切りは朝飯前的なヤリチン男子に代表される彼らは

  • 自分の気の向くままに楽しいと思うことをやり
  • 気に入った異性を手玉に取りたくなる

そういった脳の構造をしているのです。 

よくいえば感情有意型とも表現できますが、悪くいえばパッパラパーです(笑)。

後の事とかは基本スルーでOKな人たちなのは、日頃よく見かける光景でよく分かりますね。

(ちなみにこういう人ほどコロナにかかります)

逆にポリスは、法律やモラルに反応しやすく、異性とのコミュニケーションが苦手です。

よく居ますよね、あの人は本当に頭いいんだけど色気がないって言われる人。

それは、このポリスが働きすぎなのが原因です。

ここでは、「ポリス脳優位型」と呼びましょう。

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ポリス脳優位型

 

恋愛商材の罠

1.ウルフ脳強化型商材

2.アンチポリス型商材

で、恋愛商材に一度話を戻すと、人が恋愛したくなるためには、このウルフ脳が大切になります。

そして、その方法はざっくり分けてふたつです。

それは、

  • 本能を刺激して恋愛マインドセットを呼び起こす「ウルフ脳強化型」
  • ポリスを抑制して、擬似的にチャラ男と同じメンタル状態を作る「アンチポリス型」

となります。

ただ、このふたつには決定的な問題点があり、使いすぎると法治国家では普通に裁かれます。

どういうことかというと、芸能人の不倫問題に代表されるように、

「理知的にものを考えられれば防げた不倫なのに、ノウハウで自制心が低下してしまうから、過ちをおかしてしまう」

そういう問題が、軽視されているからです。

これを防ぐためにはどうすれば良いか考える時、以下の2つの質問に答えるのが効果的です。

 

質問1:モラリティーを無視してまで恋愛したいですか?

1000人切り系恋愛マスターの中には、

  • 浮気や不倫を助長するかのような文言
  • いわゆる行為シーン撮影を推奨する表現

を使う人が多いことを、私たちは結構失念しがちです。

なぜ忘れがちかというと、こういった恋愛マスターの巧みな表現によって、私たちはウルフ脳を刺激されているからです。

ポリス脳が頑張って抵抗しても、えちい画像とか引き合いに出されて

  • 「毎日こんなふうにしたくないですか?」

とか言われると、本能が刺激されてしまうので、正常な考えがしにくくなってしまうのです。

「浮気だろうと何だろうと所詮は自由恋愛の形」

と言ってしまえば、身も蓋もないですが、しかし、恋人や配偶者がいる前提で、恋愛商材や恋愛ノウハウを使ってまで他の異性と体を重ねたいですか?

恋愛商材に同封のダークサイド片道ツアーにホイホイされれば、あなたは良くても、あなたは誰も幸せに出来なくなります。

そのことは覚えておいてください。

 

質問2:チャラ男を演じて女性を落としても、後が辛くないですか?

世の中の恋愛商材は、十中八九次のような文言が出てきます。

「女に困らない生活を送りたくないですか?」

これは、健全なポリス脳で考えれば結構な女性蔑視なのが分かりますよね?

((((((((( つ* ∀ * )つアピャー

それでも多くの男は、『ハーレム物語』を夢見てせっせと恋愛商材を学びます。

それで?

女性蔑視ノウハウを駆使して、落とした女性と長期的に関係が作れましたか?

答えは、無理です。

というか心理学的に不可能なんです。

もしできたよー!という方がいたら教えてください。

1から10までインチキやったことを証明してみせますから。

こんな奇特なブログをお読みのあなたは、少なからずポリス脳がしっかり働いているタイプの人だと仮定しますが、その上で先程の質問です。

  • チャラ男
  • ギャル男

という、おそらくあなたの柄ではないキャラクターを演じ、恋愛に使うとどうなるか、お分かりでしょうか?

恋愛は一種の人間関係です。

なので、キャラ変したままで異性と関わり続けるというのは、自分の本心を隠したまま人間関係を維持するということにほかなりません。

いずれ疲れてしまい、ふとした瞬間に本当の自分をさらけ出すことになります。

多くはここで

「イメージと違ったせいで振られる」

とか

「飽きられる」

という結末を迎えます。

万が一、なぜか化学反応が起きて、より親密になったなんて話もゼロではありませんが、期待しているほど確率は高くないので、キャラを演じ続けてもネガティブな終わりを迎える羽目になります。

それでもチャラ男ノウハウに従い、自分のキャラをねじ曲げてまで恋人が欲しいですか?

 

提言:ポリス脳で恋愛頑張ることも出来るはず!

ポリス脳活用の恋愛術

恋愛も人間関係の“いろは”のひとつ。

ある程度決まった心理学的ファクターがあるものです。

であれば原理や法則が得意なポリス脳が活躍する余地は十分にあります。

  • 「Youやっちゃいなよー」的DJポリスなノリ

かますのも、ポリス脳のお仕事にしてしまいましょう。

私たちは幸いにも「予期する」という能力が発達したおかげで、

  • やって良いこと
  • やったら悪いこと

は事前に考えておくことができます。

ユーモアの知識をふんだんに取り入れ、ポリス脳を活用し相手別、状況別のTPOを素早く判別し恋愛ノウハウを繰り出す

ぐらいは、私たち一般ピーポーでも普通にできるんです。

(*^ω^*)

だから、変にパッパラパーと同類になって、後で後悔するような行為をする必要はないのです。

私たちはポリス脳を理知的に働かせて、ウルフをおすわりさせている間に、ウルフの元に異性を連れてくる方法を取れば良いのです。

 

現世式アフィリエイトコーナー

ここまではポリス脳、すなわち大脳新皮質の理知的な働きを、恋愛に活用しましょう、という話をしました。

では、具体的に何をどうすれば良いのか、そのノウハウが分からないと行動に結びつかないと思います。

現世の館独自で調べた結果、本テーマの考えに近い恋愛商材を見つけましたのでご紹介します。

 

ブーストコミュニケーション

平成のヤリチンブルースこと、Sai氏が、自身のコミュニケーションにおける経験則を体系化し、教科書にした商材です。

主に何度も関わる相手に、

  • また会話したい
  • また会いたい

と思われるためには、どのような会話の持っていき方をすべきなのかが記載されています。

相手が同性でも異性でも、長期的な関係を築く上で有効な会話の段組、細かい切り返しなどのコミュニケーションスキルが解説されているため、

  • 会話下手で悩む
  • 新しい友達・彼女とすぐ薄っぺらな会話になる

といった方には特におすすめできます。

1番の利点は、会話に重きを置く点です。

ボディタッチなどの接触行為を一切行わないという、直接会話のノウハウにしては珍しいタイプの商材です。

なので、相手に不用意にボディタッチしたせいで、セクハラで訴えられたり、最悪本物のポリスにお世話になる危険はだいぶ減らすことが出来るといえます。

ちなみに私、館長もこのノウハウ多用しておりまして、記事を書くうえでもそのエッセンスを随所に活用させていただいています。

(っ´ω`c)

是非、ブーストコミュニケーションのスキルを活用し、一緒に良質コミュニケーションの道に踏み出してみましょう!

(紹介した手前ですが、館長と約束して欲しいことがあります。Sai氏のノウハウ教材は、これ以外は絶対に買わないでください。ここでは多くを語れませんが、Sai氏は深入りすると絶対に後悔する相手なので、ブーストコミュニケーションだけをかすめとって、あとは何事も無かったように日常生活を送ってください。性的ナルシストにはくれぐれも深入りしないように!)

 

終わりに

リスクヘッジしたくなった時は?

恋愛ポートフォリオ脆弱性

世の中の男たちは彼女がいてもついつい、別な女に惹かれてしまいます。

時に陽キャほど、彼女がいて飲み友がいてセフレまでもいて、入れ食いになっている場合が多いです。

恋愛をポートフォリオみたいに捉え、何があっても安心みたいな心理に持っていきたい気持ちが男にはあるのです。

が、残念ながら、そのポートフォリオは作った瞬間から急速にボロボロになります。

なぜかと言うと、そのポートフォリオを作る男自身が、ダークトライアド傾向の上昇によって既存の人間関係を壊してしまうからです。

ダークトライアドがどれほど危険かは過去記事を参照してもらえれば一発で分かりますが、自分さえ気持ちよければいい、というマインドで人間関係を作っても、その人間関係は直ぐに破綻してしまうのは言うまでもありません。

故に、自分本位な恋愛ポートフォリオは自分も他人もズタズタにする自殺行為であることを押さえておきましょう。

それでも「俺はハーレム作りたいんやー」という奇特な方はお好きになさって結構ですが自己責任でどうぞ(笑)

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

自粛警察のパーソナリティから考察する、ヤバいやつとの距離のとり方

今日までのコロナ月表

2019年12月

中国の武漢で謎のウイルスが発生

2020

1月

ダイヤモンドプリンセス号における武漢由来のウイルス感染が報道される
謎の風邪症状が国内(首都圏)で流行り出す。

2月

新型コロナウイルスに正式名称が付く。

3月

ヨーロッパからの国内へのコロナ流入が確認される

4月上旬

志村けん氏、コロナによって亡くなる。

中旬

1日の感染者が過去最多を記録する。
緊急事態宣言の全国一律発令。

下旬

自粛警察の出現が報道される(多分出現はもっと前から)

5月

上旬

対新コロワクチンの認証が始まる。
だんだんと自粛によって新規感染者数が減少傾向に転じる。
新型コロナウイルス用の薬の承認が下りる←今ココ(5月7日追記)

 

コロナ月表を振り返り思うこと

私が知っている範囲でも、月表にするとわかりますが、世の中の認知が、「コロナってヤバい」に本格的に転じてから、自粛警察が動き出したように思います。

カバートアグレッションと呼ばれる、いい人の仮面をかぶり、他人を攻撃するパーソナリティを持つ人が自粛警察になりやすいと考えられます。

いわゆるネット上でデマを振りまき散らす人や、炎上を引き起こす人に特有の行動が、リアル社会で行われていると考えてよいでしょう。

犯罪ではないが、人を傷つける言動を、意図的にしかもこっそり行う、みみっちい連中ですから基本的には、自粛警察は取り締まるべきです。

取り締まるべきなのに加え、できれば関わらないようにするべきですが、いつ攻撃対象にされてしまうかわかりませんね。

そのような自粛警察から自分や大事な人を守るための行動を考えていき、適用範囲をヤバイ奴全般に拡大して、そのようなパーソナリティの人物を避けるための方法を考えなければいけませんね...

 

終わりに(追記分)

これがのちの

に繋がるとは、誰が予想できただろうか?

法整備が追いつかない以上、自粛警察も、感染者叩きもIT社会上での誹謗中傷でも、市民論のように

  • 万人の万人に対する闘争

この状態であることは明白です。

便利な世の中になったからこそ、自然状態故に放置された、人が他人に向かって好き勝手言動することを正しく取り締まらなければ行けません。

もう既にIT社会は、放置された集落のように雑草が生い茂って、野生動物がのさばっているのと同じなのです。

緊急事態宣言発令に伴い、何を守ることが最善か復習する。

サクッと前書き

経済の話をされても、、、

ベーシックインカムの先駆けとして減給中小企業への給付金制度について、話が上がりましたね。

ただ、それだけで対応出来る対象には限りがあるのと、そもそも論、大きな政府になってしまったが故に、市井が困窮しているのですから、国が普段から格差是正に向けてお金を使う努力をしていればこんなことをしなくても良かったことは、考えてみると誰でも思いつくレベルです。

 

目次

 

今日までに起こった事実

放射能には敏感なのにウイルスには鈍感な日本人

2011.3.11に東日本大震災とそれに伴う原発事故が発生しました。

当時は原発安全神話の最中でしたから、原子炉建屋の爆発と聞いて多くの人が戦慄しました。

その時は風向き的にもまさしく対岸の火事であった九州の人でさえ、福島という場所の存在をハッキリと認知しました。

それと同じレベルの混乱のはずなのに、コロナウイルスとなった途端に、危機感が薄れています。

 

国民の危機認識は火アリレベル

2~3年前に、輸入したコンテナの中から火アリが発見され、その危険性について、メディアで大々的に取り上げられました。

しかし、コロナウイルスに話題が変わるよりずっと前から、火アリというワードは出なくなりました。

火アリの毒性について周知されたはずなのに、なぜその対策意識が薄れたのでしょうか?

そのひとつに、「ここまでこないから」という考え方があったことは明言できます。

ちなみに、危機的状況でも自分は大丈夫ととらえる楽天的心理を、

と言います。

それが多くの国民にあったのは、実は今回のコロナに限った話ではありません。

原発事故でも、火アリでも、正常性バイアスは発生していました。

この事実は当時のSNSで流れた多くのコメントが如実に物語っています。

では、今回のコロナと、それ以前の問題にはどのような違いがあるのでしょう?

それは、人に伝染るということです。

そして、今まで正常性バイアスが許されていたのは、この伝染が発生しなかったからです。

どれだけ楽天的に動き回っても、放射能や火アリは人から人に伝染ることがありません。その前提に慣れきってしまったのが、今回のコロナウイルス対策の盲点だったのではないだろうかと思います。

 

終わりに

にほんじーん。

もっとまじめにやれー。

おわり。(不真面目)

 

緊急事態宣言と自由意志尊重の対立から教訓を得る、個々人が取るべき感染症予防方法

前書き

緊急事態宣言の実際的な効力

よく聞かれる話に

  • 緊急事態宣言が出されると、国家の独裁が始まる

というものがあります。

本当かどうかは定かではありませんが、

不確実な情報に反応して行動している人

が一定数いることは確かです。

  • 独裁が始まらないようにSNSで呼び掛けをする人たち
  • コロナに乗じて広報活動するアフィリエイターやインフルエンサーたち
  • 情報に混乱させられて、不要不急の外出をしてしまう人たち

このような混乱の上に行動したり、利益先導してしまう人がいることで、ますます状況の悪化が懸念されます。

(10月追記:というか、本当に懸念が事実になったので、本当に、コロナ便乗系のアフィリエイターは消えてくれてどうぞと言いたい…)

 

ライブを強行した芸能人達の真意

一見すると自己中に見えるが、、、民意を汲みたかったのだと思う

ライブ中止が立て続けに起こり、大変なフラストレーションがあったことが考えられますが、皮切りとなった、ライブ強行は、後のコロナ感染の爆発を誘発させる恐れがあり、懸念材料です。

 

医学的知識が皆無で行うリスク

新型コロナウイルスに限らず、もしお客さんが感染症を患っても、医学スキルのない一芸能人に患者は助けられません。

ですから、「みんなのため」を免罪符に強行したライブは、開催側は責任をとる気がない前提だったと考えることもできます。

 

人が思うよりリスク管理はムズい

「責任は取ります」の無責任さ

ドラマなのか現実なのかに関わらず、とりあえず責任取る宣言する、いわゆる「口だけマン」が一定数います。

そんな口だけマンに一言。

それで?何かあってもあなた一人に何ができるんですか?

と疑問符を投げかけたいところですが、宣言の妙な説得力の前に大抵の人は納得してしまいます。

いわゆるここが運の尽きです(笑)

((((((  つ* ∀ * )つアピャー

ドラマなら最後には上手く着地するのですが、現実世界ではどうでしょう。

目に見えたリスクを事前に潰せない事業は、数々のトラブルが押し寄せ、押しつぶされるのが関の山です。

たとえ上手く行ったとしても、壮大な責任転嫁の上に成り立っているのではないでしょうか?

口だけだなと思う相手の口車は、乗せられた人間が損するようにできていることは肝に銘じるべきでしょう。

 

安全側をとるという考え方

今の世の中はいかにリスクをとり、その他大勢を出し抜いていくかで争うことが常です。

しかし、自己啓発曰く、

  • 帰り道を潰してかかれ!
  • やる時は後戻りなし!
  • (パラシュートなし)

みたいなことを受けおりにして大切な案件をこなそうとすると、たいてい失敗します。

失敗できないプレッシャーから、思わぬ所でミスしたり、盲点を突かれて出し抜かれたり、皆さんも経験あるのではないでしょうか?

そんな時大切な考え方が、

  • 安全側をとる

というものです。

もともと建設業で使われる用語ですが、ビルや擁壁が倒壊、転倒しないように管理するため、リスクのある構造をできるだけ避けるというものです。

事業を請け負う時に、いかにリスクヘッジし、後々のことまで考えて安全策をとるかという考え方は、一見すると、コンフォートゾーンなんじゃないの?と言われもします。

しかし、何かあって全てが台無しになるリスクを潰せないでいるなら、綱渡りせず、安全側を取るということは、決して恥ではありません。

 

終わりに

会見でお涙頂戴よろしく言い訳じみて

  • 「あぁ、この世の中を、変えたい!」

なんて言うことにならず、当時から真人間として生き、

  • 「あぁ、このコロナ禍を、変えたい!」

と言っていれば、あるいは人前で大号泣していてもあの人の涙はパフォーマンスとして受け入れられていたかもしれません。

(今回の話と全然カンケーねえ(笑))

例え革命的な行動を起こしても、物議を醸し、しかも後の世の中に悪影響を与える懸念があるなら取ろうとしている行動は、1度考え直す必要があるかもしれません。

法律内だから許されるという考え方ではなく、あくまで人にいい影響を与えることが出来る面と、デメリットを天秤にかけて最終決定する必要があります。

誰にでも言えることですから、常日頃から気をつけるようにしていきたいですね。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

(・ω・)ノシ

ブラック企業の業務形態から、プランニングはどこまで他律性に対抗しうるか考察する

前書き

日々ブラック企業でお勤めの皆様大変お疲れ様です。

現世の館はそんな皆様のお力になるために全力で対策記事を執筆していく予定なので、

ブラック企業に入社した自分、人生終了😭(笑)」

とあきらめず、打開策を見出していきましょう。

今回は、ブラック企業の業務形態がもたらす他律性、すなわち飛び切り急ぎの案件ばかり抱え、些細なミスも許されないという性質が、適切なプランニングでどの程度相殺できるのか考察していきます。

 

目次

 

先の予定が決まらないうちからプランニングするという矛盾

世の中の能力開発のセミナーや本は、いつでも口酸っぱく

「1年先までの予定を立てよ、そして1日1日の予定を緻密にプランニングせよ」

と指導しています。

ただ、これが実践できるのかどうかは、実践者の勤める環境に大きく左右されます。

必ずしもプランニング通りにいかない場面もあるでしょう。

そして、一番困るのが、

  • プランニングしたがゆえに一つ崩れると先々の予定が遂行できなくなる

というものでしょう。

 

プランニングを台無しにする要素

数多あるプランニングの手法のうち、ほとんどが他律性に対抗できません。

  • クライアントからの飛び込みの依頼・仕様変更
  • 体調を崩した同僚の仕事の引継ぎ
  • 思いついたように飲みに誘う上司
  • 自分の体調不良
  • プライベートの時間管理
  • 年度替わりに発生する人事異動
  • and more...

数えればきりがないほど、突然起こる出来事があります。

他人の時間をコントロールする立場でなければ、他律性から解放されることは到底ありません。

では、プランニングはやる意味がないのか?

いえ、まだあきらめないでください。

 

他律性の分だけバッファを作る

私たちは上司や他人の意向でいくらでもやることを変えさせられます。

この転換が多くあるとプランニングが台無しになってしまうので、スケジュール調整が難しくなるのです。

ここで逆転の発想。

「舞い込んでくる不確定要素への対応時間分だけ、プランニングから外したら?」

と考えるのが現世流です。

は?何それ?と言われると思うので詳しく解説します。

私たちは自分でコントロールできない事象を未然に防ぐことがなかなかできません。

ただし、一定間隔で訪れる不確定要素ならどうでしょう?

例を挙げると

  • 空腹
  • 体調不良
  • 同僚が上司に怒鳴られる
  • 人事異動
  • 自分の業績への評価
  • 取引先からの連絡

以上のようなものがあげられます。

「体調不良とかいつ起こるかわからんべ!」

と思うかたもいるはずです。

ここで大切なのは、その予兆に気づくこと。

言い換えると

  • 【事象】←【予兆】と考えると
  • 空腹←直近の食事内容とそれからの時間経過
  • 体調不良←微熱・だるさ・軽度の痛みなどの自覚できる軽度炎症
  • 同僚が上司に怒鳴られる←最近ちょくちょくミスを指摘されている場面
  • 人事異動←異動の目安となる勤務年次
  • 自分の業績への評価←目標と達成率の分析結果
  • 取引先からの連絡←工程上想定される連絡時期が近い

 以上となります。

これらからわかることというのは、そのほとんどが、

  • 周りをよく見ていれば、変化に気づくことができる

ということです。

プランニングは自分の予定だけ考えがちですが、周りの様子や社内の変化を加味することで、そこから生じるスケジュール変更を想定することができます。

そのスケジュール変更の可能性が予測できたら、その分だけ自分の時間を空けておきましょう。

そうすれば、飛び込みの依頼が舞い込んできた際に、日程を後ろにずらすことが減るため、自分の工程を守ることができます。

ちなみに、予定が舞い込んでこなかったら、その場合は自分の仕事を割り当てて、工程をさらに進捗させることに使いましょう。

 

まとめ

ポイントをおさらいすると

  • フルタイム自分の予定にしない
  • 舞い込んできそうな不確定要素を洗い出す(水平思考)
  • 洗い出した不確定要素の所要時間を考える(論理的思考)
  • バッファを設け、何があってもいい時間を作る

こんな感じでしょうか。

舞い込んできそうな不確定要素は、周りを見て気づいたことならどんなに些細なことでも挙げていきましょう。

仕事のトラブルも舞い込む不幸もこの些細な予兆から始まります。

とりわけブラック企業はこの他律性に支配されているといっても過言ではありません。

打開するには自分の時間を守ることがまず何よりも大事です。

これはブラック企業だけでなく、全ての業種、全ての人に当てはまります。

以上の点を押さえて時間泥棒から自分の時間を守りましょう。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

投資初心者は注意!新型コロナに便乗した投資広告について

前書き

普段、前書きと本文は別日に投稿していますが、今回はタイムリーな話なので同時に投稿します。

今年に入り、新型コロナウイルスCOVID-19が各地で猛威を振るいつつある状況です。

前の投稿でもお話ししましたが、基本的に、コロナウイルスの性質だとか、潜伏期間がどのくらいだとか、治療薬がどうだという話は、素人が安易に発信すると、間違った情報が拡散されてしまうため、必要最小限にとどめようと思います。

その代わり今後は、コロナウイルスが間接的に影響を与えている、経済的な話だったり、人間の行動心理に関する話をしていきたいと思います。

それでは、私たち一般ピーポーが気を付けないといけないことが何点かありますが、いったんおさらいしてみましょう。 

 

新型コロナ関係で現在発生している影響(項目のみ)

  • マスクをはじめとする様々な消耗品の不足

  • 衛生用品、消耗品などの爆買いおよび転売による必要資源の供給力低下

  • 感染経路や感染理由特定の遅れによる、感染者の拡大

  • 感染拡大防止例としての電通のテレワーク措置

  • イベント関係の実施中止

  • 海外渡航時の感染トラブル

  • 不要不急の外出を避けることによる観光業界への大打撃

  • 通勤・移動に伴うやむを得ない接触

  • 病床の圧倒的不足とウイルス検査機器の導入遅延

  • 新型コロナ感染かどうが自体を診察してもらえない

  • 小中高校の春休みまでの一斉休業と卒業式の参加者限定 

多分列挙すればまだまだ出てくるのでしょうけども、私一人でおさらいしても これだけ出てくるのですから、問題はまだまだ遡って出てくることになると思います。

 

これから想定されること(項目のみ)

  • 結局誰が悪いのか問題

  • 花見シーズンなのに花見に行けない

  • 企業や自治体の不定期の飲み会の頻度低下(お花見会もなくなる?)

  • 新型コロナ感染に対する保証制度の策定

  • オリパラの実施協議の難航

  • 日経平均株価等の下落にかかる投資案件の増加

などいろいろ考えられますが、今回は、タイトルにもあるとおり、投資関連の話に絞って話をしたいと思います。

ちなみに下の画像は、実際の日経平均株価の画像です。

話の参考にしてもらえるとありがたいです。


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画像1 令和2年2月29日時点の日経225週足チャート(楽天証券アプリ iSPEEDより)

 

投資案件の現状

2月29日現在でもすでに何件か見受けられた例が

などです。

結論から書くと、意外かもしれませんが

  • 「ご自身が投資の素人ではないなら、投資話に乗っても構わない」

かと思います。

というのも、投資の基本は、

  • 「安値で買って、高値で売る」
  • 「高値で売って、安値で買い戻す」

上記の2種類なので、コロナウイルスの話が出た当初に、株式の空売りをしていた一部の投資家たちは、日経平均株価やNYダウの下落でボロ儲けしていたことでしょう。

ただ、一般ピーポーは知識としてはわかっていてもやり方がわからないですし、一人でたくさん買い占めたり、憶測でSNSに投稿したりと、こういった不測の事態に判断力が低下するのが常です。

なので、私たちの現状に便乗して

日経平均株価が下落しきって、また上昇するのにあわせて株を買えるように、今から口座開設しませんか?」

といった話をわんさか振ってくるようになります。(というか今現在なっています)

情報の正確性を

  1. ほぼ正しい(75%~100%未満)
  2. 正しくはない(50%~75%未満)
  3. 間違いではない(25%~50%未満)
  4. 間違っている (0%~25%未満)

で表したら、投資案件の過半数は「3」くらいの精度でしかないので、身内に情報通かプロの投資家でもいない限り、初心者一人で投資話に乗っかるのは、カモにされる可能性が高いので、注意をしないといけません。

 

なぜ初心者は投資話に気を付けるべきか

  • 質問1:未来の話が分かりますか?

まず、大前提としておさえてほしいことがあります。

それは未来の話は誰もわからないということ。

「言われんでもわかるわボケ!」

と突っ込まれそうな、ある意味常識的な話です。

が、先ほども記述したとおり、情報が少なく、混乱しやすいこんな時だからこそ、忘れてはいけないことです。

投資は基本的に元本割れのリスクを伴います。

FXのように平常時でもアップダウンの激しい市場もあり、予測は専門家でも外す可能性があります。

先ほども書きましたが

  • 日経平均株価が下落しきって、また上昇するのにあわせて株を買えるように、今から口座開設しませんか?」

この文面のうち、情報の確実性の低い箇所を太字にすると 

  • 日経平均株価下落しきって、また上昇するのにあわせて株を買えるように、今から口座開設しませんか?」

となりますね。

多くの初心者が勘違いする点ですが、下落しきるポイント(変曲点)を当てること自体がまず困難です。

そのうえで上昇し続けるタイミングを当てる必要があるのですから、いかに初心者では難しいか、お分かりいただけると思います。

  • 質問2:なぜその情報が正しいか説明できますか?

これは、

  • 「専門家やコメンテーターが言っていたから」

では正解になりません。

テレビニュースやワイドショーで投資関連のコメンテーターが、

  • 「ここまで下落したから、もうすぐ反発上昇します」

と明言したとしても、その予想のほとんどは外れています。

これは今回のコロナ関係に限った話ではなく、オイルショックでも、リーマンショックでも同じことが言えます。

過去の番組テープでコメンテーターが何と言っていたかと、その時の日経平均株価の値動きを比較すればそれは一発で分かりますし、今回のコロナ関係でも同じことが起こるはずです。

番組的にはその日限りの出演が主ですから、未来の話を断定的に話して、結局ド外ししても、彼らは叩かれることもなければ、なんならそのうち顔も名前も忘れられています。

アフィリエイターも同じ理屈で動いており、確度の低い情報を流して、売りたい情報を宣伝しても法的に裁かれることは基本ありません。

でも、その情報に流されて商材を購入した人からすれば、

  • 「嘘ハッタリ並べ立てて騙しやがって!」

となり、泣き寝入りするしかなくなるのです。

だから、気を付けなければならないのです。

ちなみに投資アフィリエイターのほとんどは、投資そのもので収益を上げているのではなく言葉巧みに誘導しアフィリエイト報酬で収益を上げています

だから初心者は誤審しやすいし騙されやすい!

 

まとめ

以上で、うまい話の裏には何があるのかを説明できない状況が、いかにリスクなのか、説明を終えますが、こういった投資案件は、決まってリスクが見えにくい時期・状況で広まっていきます。

これらをしっかりと把握できるだけの情報収集・分析能力が身についているならば、リスクをとって投資にチャレンジするのも一興かもしれません。

ただ、まずはこの未曽有の状況でいかにお互い支えあっていくか考えることが大切になってきますので、目先の利益だけに固執せず、互いの知恵を活用してくことを提案し、今回の話を締めさせていただきます。

 

情報提供

  • EXCIA株式会社

参考情報

 

 

危険運転者はドラレコ付けない説から考える、愚か者を合法的にBANする技術とは

前書き

 もし「公用車は原則ドライブレコーダー搭載」というルールだったなら

  • 空出張がバレて大号泣する前に自粛していた人

 もいただろうし、

  • 公用車で職場と自宅を行った来たしたのかしてないのか問題で、いつまでも水掛け論を繰り返さずに済んだ人

 もいたのでは?と思っている人は私だけではないはず(笑)

 ですが、公私問わず、なかなかドライブレコーダーは普及率が上がらないようです。

 ともすれば自分が悪者にされかねないこのご時世に、前向きにカメラくらいは味方につけたいと思わないのは何ででしょうね?

 という煽りはこの辺にしておくとして、今回は、連日メディアで取り上げられていた、煽り運転とそれに伴う暴力事件から
危険運転者ほどドラレコ付けないよねー(笑)」
 という素朴な疑問を考察すると共に、明らかに頭おかしい人間を、徹底的にBANする手法を考えていきます。

 今回はだいぶグレーゾーンに踏み入れることになりそうなので、記事が消えていたらお察しください(笑)

あおり運転事件の報道で、被害者のドラレコ映像が流れるのはなぜ?

 あおり運転関係で、暴力事件まで発展した例は数多くあります。

 そしてそのたびにニュースや各局メディアでは被害者のドライブレコーダーの映像を流しています。

 ここで思うのは

「相手方の車にはドラレコついてなかったの?」

「加害者側のドラレコ映像も重要じゃないの?」

ということです。

 しかし、実際はほとんど被害者側のドラレコ映像が流れております。

 つまり加害者側の車両のドラレコ設置率は極端に低かったことが考えられるわけです。

 なぜドライブレコーダーを設置しないのでしょうか。

 いくつか列挙してみましょう。

  • 自分は絶対に事故らないし、トラブルを起こさないと思っている。
  • そもそもドライブレコーダーというものがダサく見える。
  • 車の”みてくれ”には金をかけるが、内装には金をかけたくない。
  • 日ごろから公道を爆走しているから、証拠を残したくない。
  • 「リスクを恐れない自分かっこいい」というマインドがドラレコ設置を遠ざけている。

といったところでしょうか?

 また別な見方もあるかもしれませんが、少なくとも、あおり運転を日常的にやっている人間なのであれば、常識的な価値観はないと思って正解でしょう。

 では、そういった「常識では通用しないヤバイ奴」から身を守り、なにかあっても泣き寝入りせずに済むようにするには、どういった対策を講じるのが良いでしょうか?

 

常に録音機器を持ち歩くメリット

有事の際にすぐに証拠に残せる

 最近都内に遊びに行くことが増えましたが、知り合いの学生さんで非常に多いのが、
「動画撮影はするけど、会話を録音しようは思ったことがない」
ということ。

 その日その日を楽しく生きるコツとして、楽天的に生きるなんてこともありますが、何かあるのが社会人ですので、IC機器は必携と是非とも覚えておいてもらいたいところです。

自分自身への抑止力になる

 意外と盲点なのが、自分の撮った映像・音声がまわりまわって自分を苦しめる材料になること。

 というのも、一昔前に社会問題となった「バカッター」がそのいい例です。

 これは勤め先や出先で悪ふざけをして、その様子を録画したものをTwitterYouTubeにアップロードすることを指します。

 自己コントロール能力の低い人はこういうことを行いBAD ENDをお迎えになりますが、良識に基づいて行動する私たち一般ピーポーは、そんなくだらないことにならないようにしましょう。

 例えば、ドライブレコーダーを付けているのにスピード違反をすれば、それが証拠になってしまいますね。

 ちなみに、道路の区画線のうち、破線は5m間隔で引かれているため、レコーダーに映る区画線(破線)が1秒間に何本現れたかで速度を特定することができます。

 なので、「いざという時に」とドラレコを付けている皆様、自分でつけたドラレコに足元をすくわれることのないよう、くれぐれも安全運転でお願いしますね!

合法BANの技術

  お待ちかねの合法的にBANする技術ですが、この内容は時代や効果性を吟味し、随時加筆する予定です。

ドライブレコーダーは必ず前方後方にそれぞれ着ける

 大抵のドラレコは前方に設置するタイプがほとんどです。

 しかし、煽り運転危険運転を前方車両からしか受けないと誰が決めましたか?

 猛烈に後ろから車間を詰められて挙句接触事故になっても、

「後ろ向きにもドラレコを付けていなかったせいで証拠が出せませんでした」

 なんてことでは笑い話にもなりませんよね(笑)。

 ただし、ドライブレコーダー死角になりやすい、自分の出したウインカーや左右後方の状況なども証拠に上げたい場合は、360度カメラを用意するなどの対策が必要です。

メモは録音機能付きのペンで行う

 結構ありがちなのが
「ヤバい話に突入したのに、こっそりICレコーダーを起動できない」
 という局面だった場合です。

 あまり変な挙動も見せずらい上に、手元の操作を誤って過去のテープが大音量で流れてしまっては元の木阿弥です。

 いやどこのギャグマンガだよ!みたいな例ですが、ないとも限らないからこそ、行動を躊躇して損をする人が後を絶ちません。

 その点、ペン型の録音機器はビジネスの場であれば、ポケットに忍ばせても違和感を覚えさせることがありません

 そのうえ、最近は自動的に録音を開始してくれる機器もあるため、うっかり録音し忘れたなんてことも防げます。

 意外と夫婦喧嘩、DVの証拠になることも多いそうで、3組に2組は離婚する今日この頃、世の奥様方には是非にと提案したいところです。

ICレコーダーは、必ず「自分用」と「相手用」の2つをテーブルに出して使う

 意外と思いつかない手法ですが、効果性が高いので紹介します。

 一般的に知られている手法は、こっそり録音機能をオンにしておいて相手の話を聞くというものだと思います。

 例えば、スマホボイスレコーダーやICレコーダーをオンにして、ポケットに忍ばせておいたり、協力者がいれば、遠くから録画しておいてもらうなど、証拠の確保の手法は様々です。

 ただ、これらの手法は決定的にある部分が欠けています。

 それはこっそり録音するので相手への抑止力にならないというもの。

 要するに、巷の録音手法は何かトラブルが起こる前提で、何かあった時の保険や対処療法として紹介されているものです。

 しかし、いちいちトラブルに見舞われていたら、私たちのただでさえ貴重な時間が無駄になるうえ、トラブル解決に使うお金もすり減る一方です。

 であれば、最初から抑止力として、相手の目の前にICレコーダーを差し出して
「今からこの会話は録音させていただきます」
 と釘を刺しておくのが上策です。

 

 さらに、
「あなたもこの会話を録音しておいてください」
 と相手方にもICレコーダーも出させておけば、相手も下手なことは言いづらくなります

 実はこの手法は改ざん防止に大きな効果があります。

 元データが自分の手持ち一つしかないと、いざ証拠に持ち込んだ時に
「その内容は改ざんされている。検証が必要だ。」
 というバカみたいないちゃもんを相手弁護士から受けることが考えられます。

「ホンマでっか!」みたいな話ですが、そんなことを言われた日にはこちらの証拠能力を確かめるために、公的な分析機関に音声解析を依頼しなければなりません。

 逆に、相手方しか録音機器を用意していないと、録音情報が改ざんされていても、こちらにはそれを証明する手段がないため、せっかくのIC機器の意味がまるでありません。

 ならばお互いのICレコーダーを持ち寄り、お互いの録音内容が同一であることを確認できれば、そのようなバカみたいな話もなくなるわけです。

 もちろん、録音開始時に

「これからお互いのICレコーダーを持ち寄り録音します」

と言っておくんですよ?

 それが難しいようであれば、せめて自分の2種類以上の機器で同時に録音しておくべきでしょう。

著作権侵害防止のため録音禁止」は容赦なく破る

 セミナー会場のお決まりの文句である

セミナー音声は録音禁止です。録音した事実を見つけた場合、法令に基づき損害賠償を請求することがあります」

というこの一文。

 理由を聞けば著作権保護のためとのこと。

 まあ、理屈は一見筋が通っているように見えますが、実は私的利用を前提に考えれば、法的拘束力はありません

 そもそも録音した音声を、ネットにアップロードしようとする人がいるから、こういった文言を抑止力にしています。

 ですが、それは私たちの憲法で保障された「思想の自由」の一部(ここでは「見聞きしたことを正確にいつ何時でも自由に振り返りたいという思想」と解釈する)を侵害する可能性があります。

 極論、私的利用さえ制限しようとする人のセミナーには、そもそも行かないのが上策でしょう(笑)

録音、録画されることを極端に拒む人を排斥する

 録音、録画など何でもよいですが、法的根拠として後々引っ張り出せる媒体を極端に拒む人が一定数います。

 そういう人間は、次のいくつかのパターンに分類分けできます。

  • 自己啓発系企業の営業マン(どこのとは言いませんけどもw)

==>洗脳トークであなたの思考力を奪い、矛盾している理屈でも受け入れさせる狙いがあります。

   当然、録音した音声を冷静になって振り返れば、あり得ない理屈を長々と述べ奉る様子が分かりますよ!

 

 ちなみに、過去記事にこのことを詳しく解説したものがあるので、よろしければ合わせてご覧ください。 

if-para-true.hatenablog.jp

  • ネットワーカー*1

==>これらの人は、あなたのお財布から多額のお金を引き出すためにお付き合いするので、用済みになれば「今忙しい時期で~」と縁を切ろうとします。

 会話の流れで営業をかけられた際には、すかさずに「録音する」と明言してください。

 もしも、キレて録音をやめさせるか、何もすることなく撤退するようであれば、所詮それまでの人間関係だったと割り切ってしまいましょう。

==>カバートアグレッションの回で紹介した人格の人間ですが、他人のお金大好き星人の代表格です。

 決め台詞は「おじさんのほうが好きなの(お金持ってるから)」ですね。覚えていますか?

 このパーソナリティの特に厄介な点が、気づかれないように相手の不利な状況を作り出すというもの。

 そのため、いざトラブルとなった時に、こちらが悪者になっていることは意外と多く、警察さえこちらをクロとみなす可能性があります。

 そのため港区女子をはじめ、カバートアグレッションと関わると、ろくでもないことばかり起こります。

 しかし、しっかりと証拠を残しておけば、わめかれたり、最悪ナイフで刺されて身動き取れなくても、何とか対応することができます。

 

契約の段階から、おかしなことはできないようにしておく

 自己啓発関係だと常套手段である、手の込んだマインドコントロール術ですが

「契約書の禁則事項を盛りだくさんにして、受講者の行動をがんじがらめにする」

という手法があります。

 契約書には解約するには手数料で10万かかりますと盛り込んでおき、契約の際には書面を見せながらも、注意事項としても一言も言わず、金だけせしめる悪徳な技法*2です。

 が、合法BANの技術として転用する場合は逆に、ヤバイ奴を絡めとる重要な役割を果たします。

 こちらも契約書にはヤバイ奴がしそうなことに罰則を設けておき、私たちの大切な時間とお金をせしめようとする輩に突き付けてしまいましょう(笑)

 たいていのヤバイ奴はこの時点で話をなかったことにしたがるので、ヤバイ奴かどうかの判定にも使えますし、有効な抑止力としても機能することでしょう。

 

まとめ

 自分を守ることができるのは極論自分だけです。

 しかし、その場その場をしのぐ技術ばかりが蔓延している今の世の中では、過去の真実を克明に記録するという考え方そのものが、徐々に軽視されているように思います。

 不祥事が起こっても、もみ消せる用意をしておく人がざらにいるのですから、その被害者にならないよう、せめて護身術としてこれらの技術は身に着けておくべきでしょう。

 ただし、自分で用意した録音・録画機器に自分の過ちが記録されているなんて”おマヌケ”なことにならないよう、正々堂々と生きるようにしましょうね。

 ドラレコを付けて公道を爆走したり、間違っても車内で「ハゲェェ!」と車内で叫ぶことのないように。

 あなたの行動は必ず誰かが見ていますよ。

 

 ということで、今回のテーマ
危険運転者はドラレコ付けない説から考える、愚か者を合法的にBANする技術とは」
を終了させていただきます。

 

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。

*1:ネットワーカー:マルチ商法など、連鎖販売商取引の従事者

*2:不実の告知